俳優の大泉洋(51歳)が、5月23日に放送されたバラエティ番組「ハナタレナックス」(北海道テレビ)に出演。あまりに恥ずかしいロケをするハメになり、「羞恥心で死んでしまう。俺だって人間なんだよ」とぼやいた。

番組は現在、TEAM NACSメンバー自身が企画し、それぞれやりたいことをやるソロ企画を実施中。大泉は「K-POPの皆さんの台頭が激しくて、だんだんやっぱり僕らも人気に陰りが見えてきているでしょ、TEAM NACSも。昔はね、(K-POP勢)と戦おうとしてたけど、やっぱり寄っていくしかない、僕たちが。韓流に寄っていくしかないんですよ。そういうわけで、僕は韓国で最新の技術を学んできて、今後、そうなっていこう」と理由付けして、ソロ企画「大泉洋が美しくなる旅in韓国・ソウル」を立ち上げ、韓国ロケを敢行した。

3週目の放送となる今回は、大泉がBTS風の韓国アイドルになれるメイクを体験し、そのまま、K-POPのミュージックビデオに出てきそうな空間が体験できる施設「HiKR GROUND(ハイカグラウンド)」へ。番組によると「韓国の観光公社がやっている韓国カルチャーを紹介する施設。最先端の技術の施設」だという。

予定では、韓国アイドルのようなメイクをしたあと、「HiKR GROUND」でK-POPのようなカッコいいミュージックビデオ撮影体験をする(=カッコいい大泉を撮る)と聞かされていた大泉。しかし、思っていた施設とはイメージが異なっていたようで、「僕はね、もっとこうスタジオみたいなところをね。そういうことなのかなと思ったけどね。これもう一般の人が見学に来るところだよ」「なんかもう東京で言うお台場とかにありそうな」「ガシガシ一般の人が見てる」とぼやき始める。

館内にはミュージックビデオの背景にありそうな、例えばコインランドリーや電車の車内(風のセット)、やたら光る壁などがオープンなスペースにいくつも並んでいて、そこを使って自由に撮影できる施設で、一般の来館者は自由に施設を往来。撮影場所は順番に使っていくという、大泉がイメージしていた“閉鎖空間のスタジオで、スタッフと自身だけで撮影”とは正反対、撮影中もギャラリーがいる環境だった。

そんな多くの来館者の中で、一人、韓国アイドル風のメイクをしている大泉は「完全にアイドルに憧れてる人。明日のK-POPアイドルを目指してやって来た人…だけどよく見ると完璧おじさん」と自虐的に話しながらも、企画を成立させるため撮影を敢行。

各ブースを巡り、ずっと踊り続けてなんとか撮影した大泉は「普通のやつだったら恥ずかしくて死んでるよ…」「一般の人、見てる前で、この時代に(BTSの)Dynamiteにのせて踊れないおっさんが踊ってるって。普通羞恥心で死んでるよ!」「これ以上やると羞恥心で死んでしまう。俺だって人間なんだよ」「知らないおばさんが、子連れでずっとこうやって(大泉を見ていた)。羞恥心で死んでしまう」とぼやきが止まらなかった。