お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次(45歳)が、6月1日に放送されたトーク番組「サバンナ高橋の、サウナの神さま」(TOKYO MX)に出演。お笑い芸人を目指したきっかけについて語った。
サバンナ・高橋茂雄とサウナを楽しみながら、ホンネに迫るトークをしていく同番組。さまざまなトークの中で、お笑い芸人を目指したきっかけの話になる。
秋山はもともと芸人志望だったわけではなく、高校卒業後に地元・北九州を離れて上京した理由は、父親に「東京か、できることならアメリカに行け」と言われ、「アメリカに行きたくもないし…卒業してすぐ。じゃあ東京かな」と、特に東京で何をするかを決めないまま上京したと語る。
上京後、ビルの掃除のバイトをしながら、“やりたいこと”を探す日々。ただ、モテたいとは思っていたため、「やっぱ東京に来たら、今まで、そのとき彼女が一度もいなかったんで。雑誌見てたら、代官山ってめちゃくちゃ出てきてて。こういうところのショップ店員とかになったら、めちゃくちゃモテるんじゃないかと思って。ほんでいろんなところに面接行くんですけど、こんな北九州から出てきた、汚い服、スウェットの…鼻水ついてるような、受かるわけないじゃないですか。ことごとく落とされて、普通にバイト、ビルの掃除だけしてた」と振り返る。
そしてあるとき、「たまたま本屋さんで、大井町の駅ビルの本屋さんで、お笑い専門誌『AJAPA(アジャパー)』って、ココリコさんが表紙やってたやつがあって。なんだこれ、こんな専門誌あるんだって見てて」「もともと僕、学祭とか“3年生送る会”とかで、一応“やってる側”だったんですよ。面白いことは好きやし。好きではあったんですけど、仕事にしようとは思ってなくて。それ見た瞬間、『え? NSC』って書いてあって、『これじゃないのか?』。1年後入ろうって決めて、ほんで馬場(裕之。秋山とは幼稚園から高校までの同級生)を呼んで。そのとき馬場も何もしてなかったんで、とりあえず呼んで。僕といることが好きだったんで、『東京楽しいから来いよ』って言って、『行く』って言って」という経緯で馬場も上京。
2人で同じバイトで必死にお金を貯め、1か月半で50万円ほど貯まったときに秋山が「そのお金があったら、入学金で吉本のやつに入れるんだけど」「ちょっと1回、1回ちょっと行かん?」と馬場を誘うと、馬場は「分からんけど、東京で竜次と遊べるならやる」と誘いに乗り、2人はNSCに入学、お笑い芸人への一歩を踏み出すことになった。