宮迫博之(C)週刊実話 

元雨上がり決死隊の宮迫博之が、芸能界から袋叩きに遭っている。もはや芸能人で味方など1人もいない状況だが、「さすがにやりすぎ」だと物議を醸している。

発端となったのは4月、『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演した霜降り明星・粗品の発言だった。

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粗品は宮迫について、吉本興業を退所し、現在はYouTuberとして活動することから、呼び捨てで「先輩ちゃうあんなもん!」「もう辞めてんから」などとバッサリ。この発言は業界内外で大きな反響を呼び、以降、継続的に論争が繰り広げられることとなった。

これを受け、宮迫は翌週に動画をアップし、「会社を辞めたら芸人じゃなくなるんですか?」「名前を出してくれること自体がすごく感謝」と大人の対応で反論。ここに宮迫VS粗品の火蓋が切って落とされた。

5月28日に宮迫は、師匠であるYouTuber・ヒカルの誕生日イベントで、「エンジンかかってきた。粗品に言いたい!」「テレビに出てた時の俺を超えてから言え!」「『アメトーーク!』(テレビ朝日系)みたいな番組作ったっけ?」などと粗品に“口撃”をしかける。

これに対し、粗品は31日深夜の生放送ラジオ『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、「まだ闇営業みたいな場所でやってる(笑)」「ヨダレ垂らして笑ったわ。知名度のある一般の方2人にそんな言っていただいて」「芸人じゃなくて、あんなもん一般人やから」など、皮肉を連発した。

このようにバチバチの2人だったが、事態は急展開を迎える。

白熱バトルから一転、宮迫が謝罪

宮迫は6月3日に『知名度ある一般人から、お話があります』と題した動画を投稿し、バースデーイベントでの発言について「本当に申し訳ございません」と謝罪したのだ。

態度を翻した理由は「嫁にめちゃくちゃキレられたから」と本意ではないこともにじませたが「色々、ラジオとかでナイナイとかも嫌な発言をさせてしまったので、それも申し訳ないなと思いつつ」「あのちゃんもお会いしたことないですけど、ホンマにすいませんでした」と苦言を呈して来たタレントたちに謝った。

そして、「もう勘弁してくれへんかな」「もうしんどいわ」「僕はもう、負けで」など敗北宣言したのだった。

「妻を理由に挙げていたが、本音では心が折れたのでしょう。動画でも触れていましたが、粗品と番組をしているあの、ナインティナイン岡村隆史など、芸能界から総攻撃を受けていましたからね」(芸能ライター)

あのはバースデーイベント翌日の29日深夜、Xに《宮迫ダサすぎておもろい》と投稿。後に投稿は削除されたが、粗品を攻撃する宮迫に不快感を露わにしていた。

30日深夜の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でも、イベント内の発言に、岡村が「ちょっと嫌やってん、俺は。テレビ出てた時の俺を超えてから言うてこいみたいな」「別にそこまで言わんでもええんちゃうの」などと苦言。40年近い付き合いで、理解者でもあるはずの岡村にも突き放されてしまった。

謝罪動画公開後も、この流れは止まらない。吉本時代の後輩である鬼越トマホーク・金ちゃんは4日、YouTubeチャンネル『夜な夜な生配信!ひろゆきと有名人に…【質問ゼメナール】』で、「あれは最後です。もう終わりです」と分析。

「『イジらんといて』って言われたら、芸人は一切、宮迫さんイジらないじゃないですか」「宮迫さんもこれで『ジ・エンド』じゃないですかね」とにらむと、相方の坂井良多も、宮迫のギャグをもじって「宮迫death!ってこと?」と揶揄した。

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 「やりすぎ」だと不快感が噴出

長年の仲間から後輩、はては元アイドルまで多方面からボコボコにされた宮迫だが、これに対しては否定的な反応が多い。

ネット上には《これはイジメ 宮迫かわいそう》《集団公開イジメでしかない》《プロの芸人が一般人の素人をいじめるのはさすがにどうかと思う》など、牙を剥く姿勢に疑問が集まっている。

特に、執拗に攻撃する粗品には《一般人と見なしてる相手に喧嘩売りに行く粗品がやばい》《毒舌にユーモアがないから単なる暴言にしかなってない》《粗品はいっつも本人がおらんとこで信者に囲われて一方的に悪口言ってるだけ》といった疑問も。

吉本興業と喧嘩別れに終わった時点で、宮迫が芸能界に立ち向かうことは、赤子が巨人に挑むようなものだったのかもしれない。