1日45分睡眠のショートスリーパー堀大輔さんが語る、人生を豊かにする短眠術。

大切にすべきは、寝ている時間よりも起きている時間

──睡眠をコントロールすることによって、ショートスリーパーになった堀さん。どんなメリットを感じていらっしゃいますか?

断っておきますが、私はショートスリーパーをおすすめしているわけではありません。眠ることが好きな人は好きなだけ眠ればいいでしょう。

でも、活動時間が長くなれば、その分できることが増えるのも確かです。未来につなげるための仕事や勉強に打ち込んだり、家族や友だちとの時間を増やしたり、趣味や好きなことに使ったり。1日8時間寝ていた人が3時間でよくなれば、5時間も使える時間が増えます。

私が知っているケースでは、忙しく仕事をしながら勉強時間を確保して30代で医学部に入った人、長時間ゲームをするために短眠になったはずが社会生活への意欲がわいて新しく仕事をはじめた人、好きなアニメを見る時間ができて仕事もはかどるようになった人などさまざまです。

私の場合、睡眠時間が短いおかげで1日200個のタスクをこなせたこともあります。やりたいことがたくさんできるので、目標も早く達成できる。ショートスリーパーとして生きることで、人生の充実度が高くなると感じていますね。

(文:伊藤真美 写真:naive)