「ブランドによらず消費者が本当においしい日本酒にもっと巡り会えるよう、新しい基準を示したい」という理念のもと、2012年から始まった「SAKE COMPETITION」。2024年の表彰式がザ・ペニンシュラ東京で行われると聞き、行ってきました!
市販酒のみが対象となっていて、審査方法は完全に銘柄を隠した状態で酒の中身のみで競うことを徹底されているので、どんなブランドでも1位をとるチャンスがある品評会。

2024年も、総出品数を1,000銘柄として「純米酒部門」・「純米吟醸部門」・「純米大吟醸部門」・「Super Premium部門」・「海外出品酒部門」の全5部門で審査が行われました。
また、上記に加え「ソムリエ・シェフ賞」「最優秀酒蔵賞」といった表彰や、次世代の日本酒の造り手を応援する「ダイナースクラブ若手奨励賞」、JAL機内酒として提供される「JAL空飛ぶSAKE賞」、日本酒ソムリエアプリSakenomyが選ぶ「Sakenomy Best Brand of the Year」といった賞も。

各部門の審査条件はこちら。

「純米酒部門」
特定名称「純米酒」表示がされている清酒。
「特別純米酒」や「山廃純米酒」「生もと純米酒」も出品可能。

「純米吟醸部門」
特定名称「純米吟醸」表示がされている清酒。
「山廃純米吟醸」や「生もと純米吟醸」「吟醸純米」など「純米吟醸酒」と判断できる表示でも出品可能。

「純米大吟醸部門」
特定名称「純米大吟醸」表示がされている清酒。
「山廃純米大吟醸」や「生もと純米大吟醸」「大吟醸純米」など「純米大吟醸酒」と判断できる表示でも出品可能。

「SUPER PREMIUM部門」
特定名称酒に限らず720mlで小売価格が10,000円(外税)以上、1800mlで15,000(外税)以上の清酒。

「海外出品酒部門」
海外にある醸造所で製造した米を原料とする醸造酒であることが条件。

<特別賞>
■一流のソムリエとシェフにより選ばれる「ソムリエ・シェフ賞」
■最も優秀な酒蔵に贈られる「最優秀蔵賞」
■次世代の日本酒の造り手を応援する「ダイナースクラブ若手奨励賞」
■JAL機内酒として提供される「JAL空飛ぶSAKE賞」
■日本酒ソムリエアプリSakenomyが選ぶ「Sakenomy Best Brand of the Year」

5月14日(火)から5月16日(木)の3日間で行われた予審会と決審会の様子はこちら。
技術指導者を始め、推薦で選出された日本酒の蔵元や有識者で構成された“日本酒業界の精鋭”審査員全22名によって、総出品酒1,000点をテイスティングしたそう。

そして、6月12日の表彰式では、プレゼンターとして倉本康子さん、入江陵介さん、宇賀なつみさん、中務裕太さん、中田英寿さんら豪華なメンバーが。
さっそく、各部門の受賞酒を見ていきましょうー!

純米酒部門 1位

富久長 新橋の男達(おやじ)の酒/株式会社今田酒造本店(広島県)

純米吟醸部門 1位

楽器正宗 愛山 中取り/合名会社大木代吉本店(福島県)

純米大吟醸部門 1位

山和 Shizukudori/株式会社山和酒造店(宮城県)

Super Premium部門 1位

富士大観 秘蔵酒 限定大吟醸/森島酒造株式会社(茨城県)

海外出品酒部門 1位

DASSAI BLUE Type 23/DASSAI USA INC.(NY)

<特別賞>
ソムリエ・シェフ賞

みむろ杉 ろまんシリーズ Dio Abita/今西酒造株式会社(奈良県)

最優秀酒蔵賞

楽器正宗/合名会社大木代吉本店(福島)

ダイナースクラブ若手奨励賞

伯楽星 特別純米/株式会社新澤醸造店(宮城)杜氏 渡部七海さん

JAL空飛ぶ酒賞

東魁盛 純米吟醸 なのはな/小泉酒造合資会社(千葉)

Sakenomy Best Brand of the Year

十四代/高木酒造株式会社(山形)

各部門の受賞酒が発表される度に、会場からは「おぉー」と歓声が。私の好きなお酒も受賞していて、思わず笑顔に。2024年はお米の出来が芳しくなく、どの蔵元さんも酒造りが大変だったそう。そんな中でもクオリティーの高い日本酒を造り、私たち消費者に届けてくださるその想いに胸が熱くなりました。
受賞された蔵元のみなさま、おめでとうございます! そして、いつもありがとうございます!

表彰式の余韻に浸りながら有楽町のアンテナショップで色々と地酒を買い込んだので、こちらもまたレポートしたいと思います♡