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「令和の怪物」「令和の完全試合男」こと千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希投手が、野球ファンから叩かれている。

「佐々木は昨年オフ、選手会から脱退していたことが明るみになりましたが、これは球界に806名いる支配下登録選手で、わずか6名という異例の決断でした。契約更改も全選手の中で最後までもつれ、キャンプ目前にやっと合意。妙な意図が透けて見えるきな臭い話題の連続に、ファンも『利己的だ』と批判を強めています」(スポーツ紙記者)

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こうした判断は、将来のメジャー挑戦を見据えてのことだとの見方が強い。

「佐々木はアマチュア時代からメジャーへの憧憬を公言しており、昨年の契約更改後の記者会見でも将来的な移籍を表明。現に、契約が長引いた理由には、ポスティングシステムでの移籍を佐々木側が希望し、球団側が応じずこじれたと言われている」(同)

もはや、佐々木の将来的な渡米は確実と言っていい。あとは今オフか来オフかその先か、タイミングの問題だけだろう。

だが一方で、佐々木が早期のメジャー挑戦を認められるほど実績を残しているかというと、大きな疑問符がつく。さらには、グラウンドで情けない状況も続いており…。

「佐々木は基礎体力に難があり、規定投球回に達したことがなければ、コンディション不良を理由に登板回避も頻発している。昨季は空調の効いたドーム球場にもかかわらず、脱水と見られる症状で足を攣った試合がありました。5月28日にも、上半身の疲労回復の遅れを理由に登録抹消され、一度1軍に上がったのも束の間、6月13日には右上肢のコンディション不良で再び登録を抹消されている」(スポーツ紙ロッテ担当)

個人優先で手を抜いているとの疑念も

監督のコメントも芳しくない。

「登録抹消についてロッテの吉井理人監督は、『中6日ではキツいということだったので抹消しました』と説明していますが、一方で『中6日が難しかったら投げる試合がない』と体調管理へ苦言も呈しています。あまりに体が脆いため、プロとしての適性を問う様子がうかがえますね」(同)

あまりの登板回避に、ファンからは《メジャー行きたいから日本で無駄な消耗避けてセーブしてるんじゃないの》《日本で頑張るよりは怪我しないように温存してメジャー行った方が効率いいからね》《メジャー行ったら山本由伸みたいに数百億手に入るの確実なんだから そら温存するのは当然》などの憶測まで飛ぶ。

しかし、こうした姿勢には《あんまり特別扱いするとチームに不協和音もたらす》《中6日も投げたくないのにローテ守った経験もないし、球団もファンも舐められすぎ》《NPBで年間2桁勝利の経験も無い。ポスティングメジャーに行かせてとお願いできる立場かよ》など、相変わらず「利己的だ」との批判も根強い。

「佐々木は昨季CS(クライマックスシリーズ)の1stステージ第3戦でも、無得点なら敗退という場面で藤岡裕大が劇的同点3ランを決めたところ、チームメイトが狂喜乱舞する中でなぜか浮かない顔をしていた。これは、勝てばまた投げる場面が出てくるため、疲れるのを嫌ったのではないかと囁かれています」(野球専門記者)

自分本位を伺わせる場面は他にもー。

「5月10日の日ハム戦では、6回に松本剛にポテンヒットを打たれた際、不貞腐れたようにノソノソ歩いてベースカバーに入らないという一幕も。これは球団によっては罰金すらあり得る怠慢プレーであり、団体競技において個人主義が目立ちます」(同)

「メジャーのために日本では手を抜いていい」と考えているのなら、プロ失格と言われても仕方ないだろう。野球少年・少女の模範として、常に全力プレーを心がけてほしいものだ。