元メジャーリーガーの西岡剛(39歳)が、6月14日に放送されたMLB情報番組「MLB’s ON FLEEK」(ABEMA)に出演。MLBの“最新バッティングトレンド”を解説した。
番組は今回、MLBのバッティングトレンドを徹底解剖。まずは、トレンドが大きく転換した、2017年の“フライボール革命”を紹介した。
この“フライボール革命”について、元MLB選手の西岡は「これまではライナーを打つことが基本とされてきたが、バットとボールの角度をつけてフライを打てば、そのままスタンドインすることがデータとして証明された」と解説。
これに、元高校球児で番組MCを務めるお笑いコンビ・さや香の新山は「僕の学生時代は、バットを上から下に振り下ろす“ダウンスイング”で教わってきたのに!? 王貞治さんのイメージだった」と驚きの声をあげると、西岡は「日本人が結果を残すなら、ダウンスイングが正しいこともある」と説明。続けて「日本人はパワーがないから、“アッパースイング”にするとフェンスを越えられず、ホームランにならない。それなら、ダウンスイングで野手の間を抜いて、ヒットを狙った方がいいという考え方もある」と、MLBと日本球界の違いを解説した。
また、MLB最先端のバッティングトレンドを西岡が実演解説。ボールの軌道にバットを合わせ、点ではなく線でとらえる“レベルスイング”を披露した。西岡は「ダウンスイングはタイミングが合わないと打てなかったけど、レベルスイングはバッティングの幅が広がる」と語り、「MLB選手は、ボールに対してどのようにバットが入るかを意識していて、その結果としてレベルスイングになっている」と説明した。
新山は「日本球界でレベルスイングの選手はいる?」と質問すると、西岡は「成績を残している選手は、みんなレベルスイング。いかに早くボールの軌道にバットをのせられるかが大事で、その時間が長い選手が良いバッター」と答えた。
さらに、高校時代に4番バッターを担っていた新山もバットスイングを披露。新山がバットを構えると、西岡は「いい構え!」と絶賛。しかし、いざバットを振ると、「あ〜打たれへんわ(笑)」と厳しい言葉をかけた。