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中日ドラゴンズは6月14日、セパ交流戦最後のカード・千葉ロッテ3連戦の初戦を、主砲・中田翔の一打で勝利。連敗を脱出したものの、2、3戦目と連敗し、ついに最下位ヤクルトとのゲーム差がなくなってしまった。

チームはまだ勝率5割以下の借金生活にあり、3年連続最下位に沈む可能性は高くなったと言っていい。

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「4月には単独首位に立つこともありましたが。負けが込んできた理由は『いつもの打線低迷』です」(名古屋在住記者)

そんな中日だが、6月9日に「主催試合の観客動員数100万人超え」を発表。昨年よりも4試合早い32試合目での大台突破だった。

「巡り合わせも良かったんです。5月GW前に人気の巨人戦、阪神戦を6試合も主催できたのが大きい」(同)

100万人突破と同時に「立浪和義監督の続投も決まったようだ」――そんな情報も聞かれた。

「立浪監督の契約任期は3年ではなく、5年のようです。チームは世代交代の過渡期にあり、過度な期待は現場に余計なプレッシャーをかけるだけ。温かい目で見守っていこうという姿勢です」(同)

3年連続最下位でも問題ナシ?

他球団に目を向けてみると、西武は「借金15」で松井稼頭央監督を休養させ、巨人も昨シーズン2年連続Bクラスとなった原辰徳前監督の続投を認めなかった。

それでも中日はグループ本社が見守っていこうという姿勢なのだ。

2年連続最下位でも、球場に広告看板を出す企業数は減らなかった。

「立浪監督の人気、そのひと言に尽きます。昨季よりも早い100万人突破について、グループ本社は立浪監督の人気を裏付けるものと捉えています。でも、ファンは序盤戦、単独首位に立ったことで、今年こそはと期待していました。ドラゴンズが勝つところが見たいと思って、チケットを買って応援してくれたんですが…」(同)

また立浪采配に首を傾げる声も聞かれた。

14日のロッテ戦では決勝点を叩き出したが、中田は打撃不振で、右太もも裏の肉離れは完治していない。石川昂弥、ビシエドを立て続けに二軍降格としたが、降格させるなら中田のほうが先だ。

3年連続最下位が現実となっても「続投の内示」は取り消されないそうだが…。