高橋一生 (C)週刊実話Web

俳優・高橋一生の主演ドラマ『ブラック・ジャック』(テレビ朝日系)が、6月30日夜9時から放送される。

『ブラック・ジャック』は、連載50周年を迎えた漫画家・手塚治虫氏の名作医療漫画を実写ドラマ化。無免許の天才外科医であるブラック・ジャックを高橋、助手で自称・妻のピノコを、近年天才子役として活躍している永尾柚乃が演じる。

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また、安楽死の必要性と正しさを信念とする医師で、ブラック・ジャックのライバル的存在のドクター・キリコ役を、俳優の石橋静河が担当。演技派として知られる石橋の起用だが、これがSNS上で物議を醸している。

予告編を見ると、髪の毛から服装まで全身真っ白の出で立ちの石橋が登場。原作のドクター・キリコとは似ても似つかぬ“コレジャナイ感”に、早くも大爆死を予想する声が相次いでいるのだ。

まるでコントのワンシーンみたい!?

「原作漫画では、ドクター・キリコは男性です。なぜ女性がキャスティングされたのかドラマを見てみないと分かりませんが、もし恋愛要素などが絡んだら最悪といっていいでしょう」(ドラマライター)

ドクター・キリコは、長い銀髪と黒の眼帯が特徴的な医者で、ブラック・ジャックのライバルにしてアンチテーゼ的な存在だ。

「もともと軍医で、戦場で満足に医療品もない中で、瀕死の重傷に苦しんでいる兵士たちを安楽死させ感謝されたことから、安楽死を請け負うようになりました。“女性化”したことでドクター・キリコの立ち位置まで曖昧になってしまうのではないかと、原作改変にブーイングが上がっています」(同)

身長175センチの高橋と163センチの石橋が対峙する姿は、「ふたりの黒い医者」と称されるライバル関係をみじんも感じさせず、まるでコントのワンシーンだと評するファンもいるようだ。

脚本家やスタッフによる“原作改変”が問題視されている中、もし原作者の手塚氏が生きていたら、“Ms.キリコ”の存在をどう思うのだろうか…。