演劇ジャーナリスト・伊達なつめさんのおすすめ作品をご紹介。今回は、『NDT (ネザーランド・ダンス・シアター) プレミアム・ジャパン・ツアー2024』、『オーランド』、『神話、夜の果ての』の3本をピックアップ！
『NDT (ネザーランド・ダンス・シアター) プレミアム・ジャパン・ツアー2024』
JAKIE©Rahi Rezvaniserial
振付家のオリジナリティと問題意識、ダンサーの技術とセンスと表現力。いずれをとっても世界最強＆最前線のコンテンポラリーダンスを観る絶好の機会。重鎮のフォーサイスに超充実期のクリスタル・パイト、演劇的“おも怖”世界を描くピーピング・トムのカリーソなど、まったく個性の異なる５作品を３会場で展開する。
上演演目・振付＝『ジャキー』byシャロン・エイアール & ガイ・ベハール、『ワンフラットシング、リプロデュースト』byウィリアム・フォーサイス、『ソロ・エコー』byクリスタル・パイト、『ラ・ルータ』 byガブリエラ・カリーソ （ピーピングトム）、『アイラブユー、ゴースト』byマルコ・ゲッケ
7月5日（金)、6日（土) 神奈川県民ホール ※群馬、愛知公演あり
（問）Dance Base Yokohama contact@dancebase.yokohama
（広告の後にも続きます）
PARCO PRODUCE 2024
『オーランド』
貴族の青年オーランドの身体がある日突然女性にチェンジ。社会的制度や偏見に満ちたその立場を知ると同時に、性別・時間から解放された詩人としての人生を送ることに。ヴァージニア・ウルフが恋人の女性詩人をモデルに書いたとされる寓話的小説を舞台化。宮沢りえによるジェンダーの飛び超えっぷりが楽しみ。
原作＝ヴァージニア・ウルフ 翻案＝岩切正一郎 演出＝栗山民也
出演＝宮沢りえ、ウエンツ瑛士、河内大和、谷田 歩、山崎 一
ヴァイオリン演奏＝越川 歩
7月5日（金)～28日（日) PARCO劇場 ※埼玉、愛知、兵庫、福岡公演あり
（問）パルコステージ TEL:03-3477-5858
