7月5日に放送されたスポーツ番組「MLB’s ON FLEEK」(ABEMA)で、日本では聞き慣れない、アメリカで使われている野球用語について、クイズが出題された。

今シーズンのメジャーリーグベースボール(MLB)の日本人選手の活躍や試合の見どころをまとめて伝える同番組。今回はベースボール発祥の地・アメリカで使われている野球用語をクイズで出題し、MLBジャーナリストのAKI猪瀬氏が解説した。

「comebacker(カムバッカー/答:ピッチャーゴロ)」や「batter’s eye(バッターズアイ/答:バックスクリーン)」、「mopper(モッパー/答:敗戦処理投手)」など、日本球界では聞き慣れない野球用語が続々登場し、番組MCを務めるお笑いコンビ・さや香の2人と、野球解説者・里崎智也は困惑。

また、「bang-bang play(バンバンプレー)」の意味を問われると、さや香・新山は「乱闘に楽しそうな“bang-bang”とか付ける?」と首を傾げると、さや香・石井は「逆に乱闘をポップな言い方するんじゃない?」と正反対な予想。この答えは、2人が思いつきもしなかった「クロスプレー」のことだった。AKI猪瀬氏は「“bang”はスリルを意味するスラング。スリルに飛ぶような、アウトかセーフか分からないプレーということ」と解説した。

続けて出題された「meatball(ミートボール)」では、新山は「チームで一番太った選手」、石井は「自打球」と回答。里崎は「失投、甘い球」と答えると、新山は「あー!(肉の)ミートボールは甘いからや!」と合点がいった様子で、このリアクションに里崎は「失投によって、ミートしやすいってこと」と冷静に伝えると、新山は「あっ、すみません。僕だけ変なことを言って…」と即座に頭を下げ、笑いを誘った。

里崎の予想通り、正解は「ど真ん中のボール」。AKI猪瀬氏は「ど真ん中の球は打者の好物のため、みんなが好きな食べ物のミートボールとかけた」と説明。里崎は「今度から解説で使おう。『いや、今のミートボールでしたよね』って(笑)」とニヤリと笑った。

さらに、3人の頭を悩ませる難問が登場。「chin music(チンミュージック)」という聞き慣れない単語が飛び出すと、「試合前に流している男性アーティストの曲」「守護神の登場曲」など音楽をイメージした回答が続く。正解は「インハイ(打者から見て内角高めゾーン)」のことで、AKI猪瀬氏は「chinはアゴのことで、打者のアゴの近くに投球すると、驚いて打者の鼓動が早くなるから。『お前のアゴに音楽を聴かせてやるよ』という意味です」と解説。これに新山は「さすがに表現がアメリカすぎる!」とツッコミを入れた。