最近は動画配信サービスが普及しており、気軽に家族や友人と一緒にアニメ作品を観ることも多いと思います。しかし、何となく選んだ作品の第1話が、意外と過激なシーンが多かった場合、一瞬にして空気が凍り付いて、気まずくなることもあるでしょう。
『ドメスティックな彼女』Blu-rayBOX(DMM pictures)
【画像】え…っ? 「パッケージがアウトでは」こちらが衝撃の「過激アニメ」です(7枚)
すぐに性的なワードが飛び交うアニメ?
アニメを視聴する際、ときには家族や友人などと一緒に観ることもあるでしょう。しかし、内容の予習もせずに、気になった作品を選んでしまうと、第1話からきわどい場面が描かれて気まずい雰囲気を味わってしまう可能性もあります。
たとえば、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の人気グルメマンガ『食戟のソーマ』(原作:附田祐斗/作画:佐伯俊/協力:森崎友紀)のアニメ版も、1話目からきわどい場面が多いです。
同作は、実家の定食屋「ゆきひら」を手伝う日々を送っていた「幸平創真(CV:松岡禎丞)」が、父の「城一郎(CV:小山力也)」に日本屈指の料理学校「遠月茶寮料理學園」に編入することを薦められ、入学後に周りのライバルたちと切磋琢磨し料理人として成長していく姿を描いた物語です。
作中では、料理を食べた時のリアクションが「セクシー」に描かれるのが特徴でした。第1話では、創真の同級生である「倉瀬麻由美(CV:加隈亜衣)」が創真の失敗作「炙りゲソのピーナッツバター和え」を食べると、着ていた制服が破けて下着姿になり、イカの触手にまさぐられる様子が描かれました。
さらに、「ゆきひら」の土地を狙う「峰ヶ崎八重子(CV:千葉泉)」も創真の渾身の一品「なんちゃってローストポーク」のかおりを嗅いだだけで、恍惚の表情を浮かべ、ひと口食べた後には、そのおいしさに声をあげながら身悶え、裸になった(イメージのなかで)姿も描かれます。料理バトルの作品としてちゃんと面白いものの、リアクションの演出には戸惑った人もいたようです。
「1話目から気まずくなるアニメ」という話題であれば、「週刊少年マガジン」(講談社)で連載された『ドメスティックな彼女』(作:流石景)のアニメ版も外せないでしょう。第1話冒頭から、主人公の「藤井夏生(CV:八代拓)」と、誘われた合コンで出会った「橘瑠衣(CV:内田真礼)」が情事に及んだ後の場面が描かれ、オープニング曲に入る前に、「おれはたった今、童貞を捨てた」というストレートなセリフが流れてきます。
高校生の夏生の父が再婚することになり、その再婚相手の連れ子が人気者の教師「橘陽菜(CV:日笠陽子)」と妹の瑠衣で、禁断の三角関係が始まるというストーリーです。
第1話では、過激なシーンの伏線が回収され、瑠衣は夏生を自宅に招き入れて「ここで私とえっちしてくんない」と急なお願いをします。困惑しながらも夏生は、彼女のお願いを聞き入れたのでした。また第1話終盤では、風呂上りの陽菜がトップレスの状態でリビングにやってくる場面も描かれます。
過激な描写が目立つアニメではあるものの、瑠衣や陽菜が夏生の内面を知っていくことでそれぞれの距離が近付いていったり、ドロドロな三角関係による夏生の心理描写も丁寧に描かれたりと、恋物語としても見どころが多い作品です。
TVアニメ『妹さえいればいい。』キービジュアル (C)平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
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冒頭から裸の妹が登場?
平坂読先生による同題ライトノベルを原作にしたTVアニメ『妹さえいればいい。』は、第1話が始まって数秒でハレンチな場面が描かれました。いきなり、ベッドのうえで寝ている兄の上に、全裸になった妹が乗っており、兄を目覚めさせるために濃厚なキスをするのです。
その後も異常なまでの兄妹愛が描かれるものの、それは『妹さえいればいい。』の主人公で小説家の「羽島伊月(CV:小林裕介)」が手がけた物語の内容でした。下読みをしていた担当編集者の「土岐健次郎(CV:鳥海浩輔)」も、あまりにカオスな内容に、「なんだ、この狂気に満ちた世界は!」とツッコミを入れています。開始数秒で過激な描写が始まり、驚いた人も多いのではないでしょうか。
実際に視聴した人のレビューを見ると、「王道のハーレム系だけど、安定していて最後まで面白く観られた」「1話の衝撃で離脱されがちだけど、そこを超えたらクリエイター目線というのがジワジワ刺さってくる作品」など好評の声もあがっていました。とはいえ、もちろんひとりで観ることをおすすめします。