ハードヒッターのポテンシャルも最大限に引き出す
ロフトやフェースアングルを調整することでハードヒッターでも
「飛ばせる」シャフトになる。しなり量が多いので、
重量の軽いヘッドを合わせてもシャフトの機能を引き出しやすい
従来のシャフトは主に「曲げ剛性」や「ねじれ剛性」に着目して設計されてきたが、バルカヌスはさらに「つぶれ」にも着目している。シャフトの「つぶれ」を各部位で変化させることにより、どんなスイングでも、どんなヘッドでも、インパクトロフトと入射角を最適化させることが可能になった。
そしてヘッドスピードの速い“ハードヒッター”でもこれらの恩恵を受けることができるのが、バルカヌスの大きな特徴のひとつだ。
「私のヘッドスピードは通常45m/秒ぐらいですが、バルカヌスはシャフトが大きくしなることで、インパクトでロフトが“立つ”方向に動き、しっかりとスピンを減らしながら強弾道で飛ばすことができます」と栗原氏は自信をもって語る。
このようなアマチュア向きのシャフトに対しては「柔らかくて頼りないのでは?」という印象を抱きがちだが、百聞は一見に如かず。どんなヘッドスピード帯の人でも「まずは打ってみる」ことを強くオススメしたい。
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アイアンシャフトとの「マッチング」も日本シャフトならではの強み
N.S.PRO 850GH neoはオートマチックに球を上げてくれるスチールシャフトで、
重量フローから特性までバルカヌスとの相性はバツグンだ
忘れてはならないのが、日本シャフトはMODUS³シリーズをはじめとするアイアンシャフトにも力を入れているメーカーだということだ。今回は池井戸さんの適正スペックとバルカヌスとの相性を考慮し、栗原氏が「N.S.PRO 850GH neo」を挿したアイアンを用意してくれた。
「バルカヌスを挿したドライバーを打った流れで、違和感なく振ることができます。しっかりとしなりながらボールの打ち出しを高くしてくれるところが、バルカヌスと似ていますね」と池井戸さん。
シャフトはゴルフクラブの「振り感」を決める大事な要素であるため、同一メーカーで統一感を出せることはゴルファーにとって非常に安心感をもてるポイントだ。