『ONE PIECE(ワンピース)』第105巻1060話で、ルフィが明かした「夢の果て」を聞いたゾロの反応に「違和感」を覚えたファンが多く、話題になっています。読者が感じた「違和感」は死亡フラグにつながってしまうのでしょうか?



ゾロが描かれた『ONE PIECE Log Collection “WANOKUNI”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】ふーん、昔は前髪あったんだ こちらが幼少期のゾロです(4枚)

ゾロの反応は単なる偶然?

『ONE PIECE(ワンピース)』第105巻1060話では、主人公「モンキー・D・ルフィ」が「麦わらの一味」のメンバーの前で、自身の「夢の果て」を明かしました。それが一体どのようなものなのか、読者にはいまだ明かされていないものの、それを聞いた仲間たちは、それぞれに異なるリアクションをとっています。

 ルフィが仲間たちに「夢の果て」を明かしたとき、「サンジ」や「ブルック」、「フランキー」は大笑いし、「ナミ」や「ウソップ」は「えェ??」「おい いやいやお前…!!」と困惑した様子を見せました。そのほかの仲間もそれぞれの反応を見せるなか、ゾロは「は?」と驚いたような反応を返します。

 このシーンだけを見ると、特におかしいと感じる部分はないでしょう。しかし、このゾロの反応は、ルフィの義兄「ポートガス・D・エース」がルフィの「夢の果て」を聞いた時と同じ反応でした。また「白ひげ」こと「エドワード・ニューゲート」も海賊王「ゴール・D・ロジャー」の「夢の果て」を聞いたときに同じリアクションを取っていました。

 エースと白ひげはともに、物語の途中で死んでしまったことから、「彼らと同じ反応をしたゾロの死亡フラグではないか?」と考えるファンが多いようです。ネット上でも多くのファンが「ゾロの今後」を案じています。

 多くのファンにとっては不安になる共通点ですが、一部のファンからはもうひとつの発見があったようです。第1060話で、ルフィの「夢の果て」を聞いた仲間たちの顔がひとコマずつ描かれるなか、麦わらの一味が乗る船「サウザンド・サニー号」の描かれたコマとゾロの描かれたコマの間に、空白のコマが残されています。話の流れを分かりやすくするため、という可能性もありますが、この空白の1コマに意味を見いだすファンも複数名、見受けられました。

 このコマについて、「ゴーイング・メリー号」の枠という意見や、これから仲間になる10人目の可能性を推察する声もありました。

 笑ったり、驚いたりと、麦わらの一味の反応がそれぞれ異なっていることから、「夢の果て」はますます謎が深まりました。今後も、物語の最後までゾロが無事でいることを願いたいものです。