「泣ける」「悔しいはずなのに」 “医者に出場止められた“スケボー白井空良、競技後の“神対応”に称賛

 7月29日(現地時間)に行われたパリ五輪・スケートボード男子ストリートで、惜しくも表彰台を逃した白井空良選手(22)。試合後のインタビューでは、深夜に競技を見ている日本の視聴者に向けた配慮のコメントを残し、称賛の声が相次いでいます。

「メダルあげたい」

 白井選手は決勝のランで全体3位となる90.11の高得点を記録。5回のうち上位2回の記録で評価されるベストトリックでも93.80、94.21の好成績を残すも、3位のナイジャ・ヒューストン選手(米)に合計で1.26ポイント及ばず4位となり、表彰台入りを逃しました。

 試合後、日本のテレビ局のインタビューに「何チャンネルですか?」「お~!」と両手を広げながら陽気な態度で応じた白井選手。五輪で初めての決勝進出について「今の思いはどうですか?」と問われると「今の思いどうですか!」と明るくオウム返ししました。

 大会前に体調を崩し、ほぼ競技をせず、医者からドクターストップがかかっていた中で臨んだ五輪だったといい、「一番大事にしていた舞台なんで、それでも行きたいと言ってこの場所に来た。決勝に上がれて、最後にいいパフォーマンスを日本のみなさんに見せられたので本当によかったと思います」と振り返りました。

 また、「みなさんこんな時間まで本当に応援ありがとうございます」「みなさんにいい試合が見せられ、よかったと思う。これから東京や世界中でスケートボードの大会があるので応援してくれたらうれしいと思います」と日本の視聴者に向けてコメントしました。

 体調を崩しながら出場し、日本の視聴者に対する配慮を示した白井選手に、「泣ける」「悔しいはずなのに」「メダルをあげたい」「白井選手、すごく好きになった。この受け答え、素敵な人だね!!」「絵に描いたようなナイスガイ」「これからも応援します」と称賛の声が寄せられています。

 競技では東京大会金メダリストの堀米雄斗選手が2大会連続の金メダルを獲得しています。

白井選手の神対応

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