レッドオーシャンな超激辛カレーの出来上がり
やってきた超辛口カレー。目視で確認した感じ、なんか、かなり濃そう。いつもの普通のココイチのカレーよりドロッとしている感じ。
そんな超辛口カレーに旨辛にんにくをかける。うわぁ……。なんかメッチャ辛そうになった。レッドオーシャンな超激辛カレーの出来上がり。大丈夫かな俺。
『デッドプール&ウルヴァリン』を観たんだがなあ! すがすがしいほどスカッとする濃い内容だった。
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マーベル好きというだけでじゅうぶん楽しめるレベル
『デッドプール&ウルヴァリン』はマーベルシネマティックユニバースの病(やまい)から脱していると強く感じた。治癒はしていないが寛解はしている。
根本的な話をしよう。マーベルの映画作品を取り巻く複数のドラマ作品は単なる派生作品ではなく、逆に映画作品に影響を及ぼす展開で、複雑化とマニアック化が進行。それぞれの作品が影響を与えて成立するMCUは魅力的な手法ではあるが、絡み合う展開を理解できない人や、追いかけられない人も出てきた。
ファンのワクワク感の衰え。もっと知りたいという好奇心の弱化。そんなMCUの病のなかで誕生したのが、基本的に昨今のMCU作品をすべて観ていないと楽しめなかった『マーベルズ』。筆者は実際に観たが、駄作とは言わない。十分楽しめた。……が「理解していない人には楽しめない展開だろうな」と思えてならない点が複数あった。観ながら頭に「?」が浮かぶ人もいただろう。
それに対し『デッドプール&ウルヴァリン』は「マーベル好きというだけでじゅうぶん楽しめるレベル」に仕上がっており、マニア層もライト層も楽しませることに成功している。
『マーベルズ』のように「ABCDEを知らないと理解できないF」も悪くはないが、『デッドプール&ウルヴァリン』は「ABCDEを知りたくなるF」なのだ。