目黒蓮が主演するドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系)の第6話が、5日に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 本作は、ある日、自分と血のつながった娘がいることを知った主人公の青年・月岡夏(目黒)の姿を描く“親子の愛”の物語。

 夏休みを利用して、夏が南雲家で海(泉谷星奈)、朱音(大竹しのぶ)、翔平(利重剛)と一緒に過ごす1週間が始まった。最初に迎えた朝、目が覚めると目の前にすやすやと眠る海がいて、びっくりして飛び起きる夏。

 朝食後、自信満々に髪を結うかとたずねる夏に「やって!」と喜ぶ海。百瀬弥生(有村架純)に教えてもらった三つ編みを実践しようする夏だが、海に「編み込みがいい!」と言われてしまう。

 その後、夏と海はかつて海と水季(古川琴音)が暮らしていたアパートへ向かう。大家さんの計らいで部屋の中に入れてもらった夏は、2人で住むには狭いワンルームを見渡し、水季と海が2人で暮らしていた生活に思いをはせ…。

 終盤では、水季が海を出産する決意をした理由が描かれた。中絶するために産婦人科を訪れた水季は、そこで「ご意見ノート」の中に書かれた“妊娠9週で中絶した女性”がつづった文章を目にする。そこには、その女性が強い罪悪感に襲われていること、恋人や母親などの他人に全てを委ねていたことがつづられ、「他人に優しくなり過ぎず、物分かりのいい人間を演じず、ちょっとずるをしてでも自分で決めてください。どちらを選択しても、それはあなたの幸せのためです」と書かれていた。

 実はこの文章は弥生が書いたものであり、これを見た水季は海を産む決断をしたのだった。

 放送終了後、SNS上には、「弥生さんと水季のつながりを知った瞬間に鳥肌と涙が止まらなかった」「まさかの弥生の言葉で中絶を止めたなんて…すごいつながり」「ドラマ然とした展開って白けてしまう時があるけれど、弥生と水季をつないだ偶然と奇跡は、この世界のどこかでもきっと起こっていることなんだろうと丁寧に紡がれるこのドラマは思わせてくれる」「どうか海ちゃんの命が弥生さんによってつながったこと、弥生さんの言葉が水季さんの支えになっていたことが弥生さんに伝わりますように」などの感想が集まった。

 このほか、「いいドラマ過ぎて苦しい。新生児を抱っこして泣きながら見た」「親になるのに向いてる向いてないってあるのだろうか。親はなるかならないか、だと思う。妊娠したらもう親だし、子育てなんて誰がやっても大変だし、逃げられない」「夏の家族がいい人過ぎる。男親としても、いろいろ学ぶドラマ」といった声も寄せられた。