パリ五輪で1次リーグ敗退となったバレー女子日本では、主将・古賀紗理那の“号泣”が話題になった。

 1次リーグ最終戦(対ケニア)。ストレート勝ち以外はその場で敗退が決まってしまう土俵際で、古賀は3-0の勝利の瞬間、コートに座り込み大泣き。「主将とか、そんなことは関係なくバレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」と“名言”まで残した。

 結果、今大会後に現役引退を明言していた古賀にとっては最後の試合となったわけだが、「すぐに復活しますから」と彼女に日本バレーの再建を託してきた日本代表・眞鍋政義監督は以前、ニヤリとしながら意味深な発言をしていた。

「女子バレー選手の場合、現役復帰するパターンが多い。荒木絵里香前主将も、出産を経て代表復帰していますからね。しかも古賀の場合は欧州リーグからのオファーの可能性も十分あります。夫の西田有志とともに欧州移籍、ということも考えられるでしょう」(夕刊紙記者)

 ただ、帰国後はしばし充電する流れになり、年末に向けテレビ出演やCMのオファーが来ることは確実だ。

「コートからいったん離れ、今後についてじっくり考える期間になりますが、バレーボール界の話題作りに余年がない川合俊一協会会長も放ってはおかないでしょう。現役復帰がなければ、何らの形で代表スタッフとして抜擢することもあり得る。古賀の人気は過去の女子代表選手ではトップクラスですから」(バレーボール専門誌記者)

 もちろん、未来の代表監督の有力候補でもある古賀。第2のバレーボール人生に注目だ。

小田龍司

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