ニンニクがガツンと入った濃厚な豚骨醤油スープに極太の麺。そして富士山のように盛られたヤサイの山! 「ラーメン二郎」のラーメンは一度食べたら忘れられない強烈なインパクトがあり、その美味しさに魅了された人たちが連日店の前に行列を作っています。

お手軽な二郎系といえば、セブンの「豚ラーメン」

そんなラーメン二郎に影響を受けた“二郎インスパイア系”のラーメン店も全国に続々と増え続けていますが、最も身近な二郎系ラーメンといえばセブンイレブンの「とみ田監修 デカ豚ラーメン」ではないでしょうか。

全国のセブンイレブンで買うことができ、電子レンジ一発で調理可能のチルド弁当。さすがに麺のコシやヤサイの量などは再現できるはずもなく、店で食べるラーメン二郎そのものとはいかないですが、スープの再現度はだいぶ高めでいい感じ。店で並ぶ必要もないですし、お手軽な二郎系ラーメンとして大人気の商品です。

「豚ラーメン」に冷凍バージョンが出てた!

そんな「豚ラーメン」の新作がさりげなく発売された……のかもしれません。先日、セブンイレブンに行くと冷凍食品売り場でこんな商品を見つけました。

その名も「にんにく醤油味 背脂にんにく豚ラーメン」。ついに冷凍バージョンも発売になったのか! と、思ったんですが、こちらちょっとだけ気になる点が。

チルド弁当の豚ラーメンは“とみ田監修”と入っているのに、冷凍食品の豚ラーメンには“とみ田監修”の表記はなし。名前は同じ豚ラーメンですし、黄色・赤・黒のラベルも似てますし、関連商品のようにしか見えないのですが、もしかしたら別物……?

冷凍とチルドという違いがあるからかもしれませんが製造会社も違いますし、ホームページには全然情報が載っていなかったですし、ちょっとした闇を感じてしまいますねえ……。

コンロで煮込んで調理する冷凍ラーメン

といった具合に気になる点もありますが、冷凍豚ラーメンも同じ二郎インスパイア系ラーメンであることに違いはありません。そのまま買って食べてみることにしました。

調理法はレンチンではなく、コンロで加熱して煮込んでいきます。よくある冷凍の鍋焼きうどんと同じですな。

完成まではだいたい7~8分くらいでしょうか。煮立ち始めると二郎系ラーメンのあの香りがモワーンと立ちのぼり始めるのがいいですね。食欲を激しく刺激してきます。

冷凍だから麺の食感が素晴らしい!

そしてついに完成。混ぜながら溶かしたので具材は一部隠れてしまいましたが、豚肉は3枚。ヤサイもそれなりに入っていて、刻みニンニクは大量!

アツアツのうちにまずはスープを一口。おおお、これまたメチャクチャ雰囲気が出てるじゃないか。背脂のまろやかさとパンチのきいた醤油、そして豚骨のコクとニンニクの刺激が見事に調和。うまい、うまい!

そしてやはりチルド弁当と比べて、冷凍食品なので麺の質感は一段上。極太の麺はしっかりコシが残ってますし、ブリンブリンとした食感でものすごくいい感じです。

ラーメン二郎で食べる麺よりはややうどんに近いような気もしたけど、それは煮込んで作ったからかも。麺がスープを吸っている感じもまたウマいし、完全再現を目指すのではなく少し独自路線に足を踏み入れた二郎系ラーメンってところでしょうか。

スープの味が強いので、煮立ったタイミングでカットキャベツやもやしを足すのもアリかも。アレンジしがいがありますな。

冷凍のため買ってすぐ食べなくても大丈夫だから、冷凍庫にストックしておけばいつでも二郎系ラーメンを食べられるようにできるのも魅力的ですぞ。見かけたら、お試しあれ!

(執筆者: ノジーマ)