こだわりのビジュアルは撮影枚数100枚以上!
――「31」周年にかけた、「サイ」のポスタービジュアルもとても素敵です。これだけいいアングルでサイと写真を撮るのは難しいと思うのですが、本当に撮影したんですよね!?
善し ぼんちきよしという芸人がカメラマンもやっていて、29周年のライブからビジュアルを撮ってもらっているんです。
「今年はサイを撮りたいねんけど」って言ったら、なんと大阪の天王寺動物園でサイをずっと飼育されている、“本職のサイの方”と知り合いだと。以前、サイの前でYouTube撮影をしたこともあるので大丈夫ですよと言ってくれたので、ほんまかいなと、動物園がお休みの日に撮影の機会を設けていただきました。
サイの飼育担当の方がうまく葉っぱでおびき寄せてくださって、このようにサイが僕らに向かってくる写真が撮れたんです。通常、サイは奥のほうにいたり、寝ていたりするので、こんな写真を撮るのはほぼ無理だと思うんですけど、何回もこちらへ呼んでくれて。
多田 苦労して何枚も撮った中から選んだ1枚なので、合成と言われると、ちょっと……(笑)。
出典: FANY マガジン
――失礼いたしました!
善し パターンは、すごくたくさんあったんですよ(と、スマホに保存された大量のバリエーション写真を見せる)。
多田 このボツ写真をお客さんに配りたいよな。
善し (途中経過を)コマ送りで映像にして見せたいよ。いろんなサイの写真があるので。
多田 何枚も撮ったというのは伝えたいです。100枚以上は撮ったよね。
善し もうめちゃくちゃ撮った。
多田 ぼんちきよしくんがすごくこだわってくれて、「もう1回、もう1回」って。それでこのビジュアルになったんですよ。
(広告の後にも続きます)
31周年のライブはバリエーション豊富に
――今回の『COWCOW 31st LIVE』は、どのようなライブになるのでしょうか。
多田 30周年のときは「THE SECOND」という新しい賞レースが始まったこともあって、漫才にこだわりました。ほぼ漫才が占めるなか、おまけで「あたりまえ体操」や音ネタをやった感じなんですが、今回は新ネタ漫才、リニューアル漫才をやりつつ、コントや新しい音ネタ、歌ネタみたいなものもできたので、バリエーション豊富にやらせていただこうかなと思っています。
――COWCOWのいろいろな面が見られるんですね。
多田 そこが持ち味だと思うので。31周年がスタートするにあたって、僕らの持ち味を改めて見ていただこうというライブになっています。
出典: FANY マガジン
――ライブに向けたネタづくりなどは、どのようにしているんですか?
多田 僕ら2人と、以前から付いてくれている作家さんの3人で、仕事がない日の19:00~21:00に本社の“わびさび室(東京本社内にある畳敷きの部屋の呼称)”か、ほかの部屋に集まって会議をします。
――時間をきっちり決めているんですね。
多田 2時間できっちり終わります。お尻の時間もきちんと決めておくのが、効率のいい打ち合わせのコツだなと。ぜひ皆さんも実践していただきたい。
――ビジネス講座みたいですね(笑)。
多田 集まってから「今日何する?」ではなく、打合せすることをも事前に決めておいて、2時間集中して作業し、21:00にはスパッと終わる。それが、僕らが編み出した効率のいい打ち合わせの仕方ですね。
長くやってもしょうがないので、1日だらだらやるより、短い時間を回数多くやるほうがいい。それで、その日の内容を持ち帰って、また整理して次の打ち合わせに臨むんです。