バンスを使える打ち方はどっち…?アプローチの打ち方と最新ウェッジを解説

ボールを包み込んで激スピン!


「インパクト時にフェースが立つ感じがしますが、ヘッドが突っかかることはなく、抜けのよさもグッドです」

多面ソールですが、特徴的なのはリーディングエッジ側と中央面ですね。リーディングエッジ側は角度をつけて落としてあり、中央部は面が広く平ら。このふたつの相乗効果で、インパクト時にフェースが少し立つ感じがします。

フェースが立つとボールの乗りがよくなるため、打感はボールを包み込むようなソフトな感触。弾道は低く飛び出しつつ、しっかりとスピンが入った球になります。バックフェースのデザインを見てもスピン性能にこだわった重心設計になっていて、方向性が上がるラインを出しながら止める球が打ちやすいウエッジです。

メタルファクトリー SF ウエッジ

●ロフト角(バンス角)/48(8)、 50(8)、52(10)、54(10)、 56(14)、58(14)、60度(10度)
●重さ(ヘッド単体)/ロフト48~54度・ 298g、ロフト56~60度・302g
●オープン価格(編集部調べ:ヘッド単体2万3000円前後)

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座りのよさと抜けのよさも◎


「リーディングエッジが細く、地面の抵抗を受けにくい。潜るのも防いでくれるのでダフリに強いですね」

ソールに溝があるタイプでは、もっともリーディングエッジ寄りに溝が入っていますが、構えたときの第一印象は「刃が浮いている感じがまったくしない」でした。とくにマットや床の上ではなく、芝の上で構えたら「ソールが地面にぴったりとつく」と感じるのでとても構えやすいですね。

そう感じるのも溝の影響かもしれませんが、ソール全体の形状は前後にもトゥ・ヒール方向にも丸みが強いラウンドソールで、今回試打したなかではもっともバンスによる効果を感じました。滑りがよく、補正効果も高いのでボールを上手に拾って打てます。

ロイヤルコレクション BB ウエッジ

●ロフト角(バンス角)/46(8)、48(8)、50(9)、52(9)、54(9)、 56(12)、58(12)、60度(12度)
●重さ/447g(56~60度・N.S.PRO 950 GH neo)
●シャフト/N.S.PRO 950 GH neo・S、ダイナミックゴールド・S200
●価格/2万8600円~