バンスを使える打ち方はどっち…?アプローチの打ち方と最新ウェッジを解説

軽量アイアン使用者にぴったりの軽量モデル


「操作性の高さに加えて、フェースを開いて打つのもいい。ソールの後方部分を使って上手に打てます」

幅が広めのソールにくぼみをもたせてあるので、ダフリへの強さと抜けのよさがありますが、特筆すべきは重量ですね。シャフトは中軽量タイプのN.S.PRO 950 GHですが、クラブの総重量は440gを切っている。

スチールシャフトでこの軽さのウエッジは珍しく、これはアイアンのシャフトが70、80g台の人が、クラブセットの重量の流れを崩さない重さにできる重量です。軽いぶん、クラブをコントロールしやすい操作性のよさや加速感を出すことができるのも長所。重いウエッジがうまく使いこなせない人にもオススメですね。

ロマロ Ray SX-R LIGHT ウエッジ

●ロフト角(バンス角)/ 48(3)、50(5)、52(8)、 54(8)、56(11)、58度(11度)
●重さ/438g(58度・N.S.PRO 950 GH)
●シャフト/N.S.PRO 950 GH・S
●価格/2万8600円

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タフな状況からも寄せやすい60度を追加


ピンが近いショートサイド、下り傾斜のきついダウンスローブに向かってなどのタフな状況から、高さでもスピンでも寄せられる60度を開発

僕が開発した「わほまつウエッジ」も、今回試打したほかと同様にやさしさを求めて作りました。国産アイアンを製造する藤本技工の職人さんと何度も打ち合わせして、プロや多くのアマチュアから好評を得ています。

50から58度は1月から再販。そして、新たに追加する60度はバンス角を数値にすると12度ですが、バンスによるお助け効果と抜けのよさにこだわり絶妙なバランスで設計。ショートサイドからなど寄せにくい状況から、果敢にピンを狙える1本を追求しました。

「打つとバンス角は公表値よりも少なめに感じると思いますが、ボールの拾いやすさと抜けのよさにこだわり3面ソールを採用しました」

ティーオリーヴ わほまつウエッジ

●ロフト角(バンス角)/50(13)、52(13)、56(19)、58(19)、60度(12度)
●重さ(ヘッド単体)/300g(50、52度)、303g(56、58度)
●シャフト/ダイナミックゴールドなど
●価格/2万9700円
※60度は2024年上旬発売予定