「それがチームだろ! あいつのためにも勝ってやらないと!!」サンガ指揮官の熱きメッセージ、26歳守護神は「魂を感じ、心を動かされました」

 8月17日のJ1第27節・セレッソ大阪戦。敵地に赴いた京都サンガF.C.の試合前のロッカールーム。曺貴裁監督が選手たちにゲキを飛ばす。

「よし、いいか。関西でこのセレッソと、こんなに大勢のお客さんの前でやるのは、サンガの歴史として当たり前じゃないよな、当たり前じゃなかったよな」

 そして指揮官は、1人の選手に言及する。

「ファンティだよ、ファンティ。なんでか分かるか? あいつだけメンバーに入っていないんだよ、1回も、リーグ戦。でも、お前らのシュートを嫌そうな顔をせず、何回あいつが受けた? 何回受けてくれた?」

 言葉に熱がこもる。

「それがチームだろ! やってるやつだけじゃないんだよ! いいか、ファイティングスピリッツを持って、あいつのためにも勝ってやらないと!! 俺たち、試合に出ているやつがえらくて、出てないやつがえらくない、そうじゃないぞ!」
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 クラブが公式Xで公開した舞台裏に、今季加入のファンティーニ燦も反応。「思ってるけど実際言葉に出す監督は少ないと思う。魂を感じ、心を動かされました」と自身のSNSで発信した。

 26歳守護神は「また明日から頑張ります。みんなNice victory」と綴る。なお、京都はC大阪を相手に5-3で撃ち合いを制した。貴重な勝点3を上積みし、降格圏の18位から16位に浮上した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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