「防弾少年団(BTS)」のメンバーが連日、芸能面を飾っているが、その内容は正反対の様相を呈している。
社会服務要員として代替服務中のSUGAは、今月6日夜、ソウル龍山区漢南洞の路上で飲酒状態で電動スクーターに乗っていて転倒し、通りかかった警察から助けを受けた際に飲酒運転で摘発された。血中アルコール濃度は0.227パーセントで、免許取り消し基準の0.08パーセントを上回っていた。
SUGA側との取り調べの日程を調整中の警察は、飲酒の経緯、飲酒量などを改めて調査する予定だ。出頭時の報道陣への写真撮影の有無については「わざわざフォトラインを作って立たせることはしない」とし、他の被疑者の手続きと同じ基準を適用するとしている。
これまで「BTS」にこれといった事件や事故がなかったため、SUGAの騒動は大きな衝撃を与えている。ファンダムはまさに四分五裂の状態だ。グループに「飲酒運転」というレッテルがつくことを受け入れられないとして、SUGAの脱退を要求している一方で、それはアンチの意見であり、依然としてSUGAを含む「BTS」7人を支持すると反論している。SUGAに対する否定的な意見を書き込むと集団で攻撃を加えるなど、一部極端な動きも見られている。
事件初期、SUGA側は酒気帯び状態で「電動キックボード」に乗ったため反則金が科されたとし、調査手続きは終わったかのような立場を発表したため、事態を小さく見せようとしたのではないかとの疑惑を受けた。これが波紋をさらに広げ、このほか一部のメディアではSUGAではなく別人の防犯カメラ映像を報道し、混乱を生じさせるということもあった。これから行われる警察の取り調べを通じ、SUGAがどのような結果を受け入れ、またファンがこれに対してどのような反応を示すのか注目が集まっている。
一方、今年6月に除隊したJINは、除隊した翌日から「BTS」デビュー記念行事「2024 FESTA」に参加してファンと交流したほか、パリ五輪パラリンピック聖火リレーとして参加し、グローバルな存在感を示した。また最近はバラエティセンスを見せてソロ活動を予告するなど、精力的な活動を続けている。
こうしてグループ内で2人のメンバーの対照的なニュースが伝えられ、グループの今後の動向に関心が寄せられている。