デミ・ムーア(61歳)は、40歳を過ぎてから、ハリウッドに「自分の居場所がない」と感じたという。

元夫ブルース・ウィリスとの3人の娘の育児に専念するため、1990年代後半に映画界から離れていたデミ。業界に復帰した際、特に2003年の映画「チャーリーズ・エンジェル:フルスロットル」でビキニ姿を披露した時のことを語っている。

インタビュー誌のミシェル・ヨーとの対談でデミはこう説明した。

「『チャーリーズ・エンジェル』に出演して、このビキニのシーンが話題となって、そこにすごく注目が集まった。私がどう見えるかって、あれこれ言われたわ」
「そして、自分の居場所がないことに気づいた」
「20歳でも30歳でもないけれど、まだ母親として認識されていないという感覚があったの。私の居場所はどこ? 終わったというより、気が抜けた時期だった」

それに対し、ミシェルは「ハリウッドはその年齢の女性には残酷で、もう自分の心に響く脚本やキャラクターを見つけることができない」「母親っぽくあるか、人々の目にセクシーに映らないほどの年齢であるかのどちらか」「なぜ45歳、50歳、60歳はセクシーであってはいけないの? でも、あなたや私のような人たちが黙ってそれを受け入れないから、その認識全体が大きく変わりつつあるわね」と返答、デミはさらに「私たちはそれと戦う必要はなく、何か別の可能性があると信じるだけでいいはずよ」と続けた。