松本人志 (C)週刊実話Web

ダウンタウン・松本人志を巡る裁判が混迷を極めてきた。

松本は性的強要を報じた週刊文春側を相手取り、名誉毀損で損害賠償(約5億5000万円)を求めて提訴。しかし、8月14日に行われる予定だった第2回弁論準備手続きは延期となった。

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次回期日が未定の中、8月7日に提出された文春側の主張書面を閲覧した元テレビ朝日法務部長の西脇亨輔弁護士は、ウェブメディア『ENCOUNT』でその全貌を明かしている。

文春側の主張書面の第1章は「本件記事の取材の端緒」は、アンジャッシュ渡部建の“テイクアウト不倫”だと書かれていたという。

「2020年6月に週刊文春が渡部の記事を報じたところ、翌月、文春側に『松本からもっと酷いことをされた女性がいる』という趣旨の連絡があったようです。通報したのは被害女性と知人の中村信雄弁護士。この女性こそ文春誌上で告発したA子さんで、書面を閲覧した西脇弁護士は『証言の詳細さと並んで文春側が強く主張したのが、証言を裏付ける周囲の支え。ここではA子さんとともに被害を訴えたB子さんが重要な役割を果たしていた』としています」(フリーライター)

松本から被害を受けたA子さんは、B子さんに注意を呼び掛けるLINEを出した。

しかし、すでにその2カ月前、B子さんは松本から性加害を受けており、A子さんに話せずにいた状況が記されているという。

B子さんの所属事務所は沈黙…

週刊実話が接触した事情に詳しいお笑い関係者への取材では、現在のB子さんは結婚しており、子供もいることが分かった。

「A子さんが松本の性的行為の強要疑惑を文春に告発したのは、2015年のホテルでの飲み会でした。あれから約9年経っている。その間、B子さんは結婚し、子供がいます。B子さんにとって、過去のことは知られたくないはずです。B子さんはA子さんに当時のことを聞かれて、何気なく話したことが記事にされたのかもしれません。B子さんは裁判にまで発展するとは思っていなかったフシがある」(同)

B子さんは芸能事務所に所属。タレントとしても活動しているが、飲み会の当時は在籍していなかったため、事務所側も沈黙するしかないという。

「B子さんは生活のため、アルバイトもしています。親しくなった関係者には“被害を受けた認識はない”と話しているようです。今後の裁判でB子さんの名前が出されることになれば、家庭が崩壊するかもしれない。それが心配です」(同)

裁判の行方は視界不良になってきた。