最後にフレンドとの心温まる交流
ソーシャルゲームがサービス終了を発表した際、よくネット上では「○○万円も課金したのに!」といった怒りの声があがったりもするが、ポケ森はユーザーに重課金を迫るようなゲームではなく、何年間もやりこんでも数万円の課金額で抑えられている人がほとんどであるため、悲しみの声こそあれど、怒りの声があまりあがらないのかもしれない。
サービス開始から約7年間、1日に2時間、推定4000時間以上プレイしてきたというしげさん(@shige_mh10)も、サービス終了を穏やかに受け入れていた。
「正直にいうと、幼い頃からどうぶつの森が大好きだったので、まだ続いてほしい気持ちはありました。ですが、ソーシャルゲームです。いつかは終わってしまうと思ってたので『ついにこのときがきちゃったか』という気持ちはありつつも、今まで楽しませてくれてありがとうと、感謝でいっぱいです。また、終わることで一番寂しいのは、イベントの更新がなくなることよりも、フレンドさんとの交流がなくなることですね。
フレンドさんたちはゲーム内でフレンドになったため、SNSなどでのやりとりはしていません。ポケ森のサービス終了とともに、関係もそれっきりになると思います。ゲーム内ではメッセージやコメントなどのやりとりがないため、名前のとこを『ありがとう!』などに変えてる方もいます。自分もゲーム内での名前は『しげ✤今までありがと』に変えて、フレンドのみなさんに感謝の言葉をおくってます」(しげさん)
ゲームを通じて人と人を繋いできた『ポケ森』。ユーザーにとっては、出会いと別れを経験させてくれる、人生の一部になっていたことは間違いないだろう。
取材・文/集英社オンライン編集部