J3のいわてグルージャ盛岡のDF西大伍が、8月30日に自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。J1のレベルについて持論を語った。
西は同チャンネルで以前にJリーグのレベルについて、こう私見を述べていた。
「僕の感覚ですけど、Jリーグってレベルが、特にJ1はそんなに上がっていないというか。むしろちょっと落ちているぐらいにと感じていて。良くなりそうな選手が、早めに海外に行っちゃうのが一番だと思う」
今回の動画では、その真意を説明した。まず、自身がJリーグの発展を願っている点や、過去に鹿島アントラーズやヴィッセル神戸などJ1の強豪クラブで活躍したからといって「昔は良かった」や「今を否定することで自分の価値を上げようという思い」は全くないと強調する。
そのうえで、J1のレベル低下の要因には、先にも挙げた若手選手の海外クラブへの流出に加え、選手の個性が育ちにくい状況があると主張する。
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「個性を磨くよりは、チームが勝つために必要なタイプのプレーヤーが重宝されてきて。その評価のなかで、そこに当てはまっていくために、選手も同じような方向性の努力をしてしまったというのはあるかもしれない」
また、選手に求められる要素がフィジカルに寄ってきた点にも言及。インテンシティや強度は上がった一方で、技術を活かしたプレーが減ってきていると分析する。
「かわす、いなす、そういうプレーが少し減っているというか、そっちで勝てなくなっていることに対して、思うところはあるかなという感じ」
そして「フィジカル的な強さだったり速さだったりを、味方も含めた連係として、いろんなタイミングだったり、目線だったり、身体の向きだったり、そういう技術的な部分で上回るところ」にレベルの高さを感じると話した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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