「狂気のスズキ」「甘さが敗因となった」痛恨退場の鈴木彩艶を地元メディアが酷評。最低点相次ぐ「エリア外での特攻に容赦はなかった」

 好プレーを見せていただけに、残念な結果となった。

 鈴木彩艶が所属するパルマが現地8月31日に開催されたセリエAの第3節で、ナポリと敵地で対戦。19分に先制したものの、1-2で痛恨の逆転負けを喫した。

 地元メディアから戦犯として酷評されているのが、5人の交代枠を使い切った後にレッドカードを受けたGKの鈴木だ。

 63分にゴールキックの際の遅延行為で警告を受けていた守護神は73分、ペナルティエリアの外でハイキックをしてボールをクリアした後、ナポリのダビド・ネレストと激突。このプレーがファウルを取られ、2枚目のイエローカードで退場処分となった。

 数的不利なうえに、DFのエンリコ・デル・プラートがGKを務める事態となったパルマは、後半アディショナルタイムに2点を奪われ、今シーズン初黒星を喫している。
【動画】判定は妥当? 鈴木彩艶が退場となったファウル
「狂気のスズキ」と評した地元メディア『PARMAlive』は、チーム最低点の「5点」をつけ、こう寸評を添えている。

「ほぼ完璧な試合をした。彼はすべてをセーブし、あらゆる状況に極度の自信を持って対処したが、主審から厳しい罰を受けた。最初は試合の再開を数秒遅らせたことでイエローを与えられ、次にエリア外へ飛ぶ出し、たしかにボールを捉えたが、高く上げたままの足によって罰せられた」

 また、『SPORT PARMA』も同じく最低点の「4.5点」で、「前後半の間に2つの素晴らしいセーブ」と評価しつつも、「ネレスへのエリア外での特攻には容赦がなかった。これにより彼は2枚目のイエローを出された。1つ目は63分に時間の浪費で生まれた。2つの甘さが敗因となった」と手厳しかった。

 鈴木にとっては、厳しいジャッジとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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