「驚き、驚き、驚きだ」敵将は退場に激怒も、ブライトン31歳監督は「ボールを蹴っ飛ばした」と妥当性を主張。なんと4戦中3戦で…

 ファビアン・ヒュルツェラー新監督が率い、三笘薫を擁するブライトンは8月31日、プレミアリーグ第3節で冨安健洋(怪我でベンチ外)が所属するアーセナルと敵地で対戦。1-1で引き分け、開幕からのリーグ戦の連勝は2、公式戦の連勝は3でストップした。

 試合の流れを大きく左右したのが、相手の中盤のキーマン、デクラン・ライスの退場だ。ブライトンは38分に先制点を許すも、49分にライスが2枚目のイエローカードを受けて数的優位となり、押し込む展開に。58分にジョアン・ペドロが同点弾を挙げたが、勝ち越し点までは奪えなかった。

 もっとも、敵将のミケル・アルテタは判定に全く納得していない。ライスはブライトンのジョエル・フェルトマンによるFK時にわずかにボールを触れたことで、再び警告を受けたなか、「驚いた。判定にいかに一貫性がないかに、驚き、驚き、驚きだ」と語った。

「前半に2つの事件があったが、何も起こらなかった。その後、重要ではないエリアで、ボールがデクラン(脚の後ろ)に当たり、デクランは振り向いたが、相手選手が近付いてくるのが見えず、ボールに触れた。ルール上、主審はその判定を下せるが、それなら、相手側にも下す必要があった。レッドカードで、10人対10人でプレーすべきだった。このレベルでは、驚くべきことだ」
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 一方で、ヒュルツェラー監督は妥当性を主張。クラブ公式サイトによれば、「レッドカードが話題になっている。どう思った?」と問われ、「彼(ライス)はボールを蹴っ飛ばしたのだから、それは明らかだ。時間を無駄にする行為だ」と答えた。

 さらに「その場合、前半にボールを蹴っ飛ばしたペドロも警告を受けるべきだったと思う?」という質問に対しては、次のように説明した。

「この2つの状況は比較できないと思う。ジョエルとライスの場面は明らかだ。フリーキックなので静的な状況であり、もう一方は動的な状況に近く、明確なものですらなかった。フットボールでは2つの状況は決して同じではないので、比較はできない」

 ちなみにブライトンは新体制での4試合のうち、マンチェスター・ユナイテッド戦(2-1)を除く3試合で、相手に退場者が出ている。非常に珍しいケースと言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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