今季のJ1リーグ第27節、ヴィッセル神戸とのアウェーゲームに臨んだガンバ大阪は劇的な展開で最終的に2-2と追いついて勝点1を手にした。後半のアディショナルタイムに貴重な同点弾を決めたのは、CBの中谷進之介だった。
比較的狭い角度から放った坂本一彩のシュートが、エリア内にいた中谷に直撃。それで軌道を変えたボールはゴールに吸い込まれた。試合後、坂本に「シンくん(中谷)、触らないでよ」と言われた中谷はすかさず「ハイライトを見たけど、お前のシュート、全然外れてるやんけ!」とツッコミを入れたという。
「狙ったというよりは避けようとしたら当たって入った」ゴールはラッキーそのもの。ただ、中谷はゴールの喜びをサポーターと分かち合えなかったことを悔いている。
「(レアル・マドリーの)ベリンガムみたいに、サポーターの前で両手を広げて俺が決めたぞってやりたいんですが、神戸戦の時は興奮しちゃって、しかも早く戻らないといけないのもあって、サポーターの位置を確認できませんでした。だから、次はパナスタのゴール裏に向かって決めたいです(笑)」
中谷には「格好よく、俺が決めたぞ」的なゴールパフォーマンスをやりたい願望がある。
「落ち着かないとダメですね。決めた後、だいたい走っているので(笑)。ゴールを決めた時にしっかりパフォーマンスをしないと。(ディフェンダーなので)次、いつ来るか分からないので」
ゴールパフォーマンスが「ダサい」と言われる中谷だが、次にゴールを奪った時はクールにポーズを決めてほしい。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
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