2024年8月31日に国立競技場での浦和レッズ戦でFC町田ゼルビアは2-2と引き分けた。この結果、首位陥落。同勝点ながらも得失点差でサンフレッチェ広島にトップの座を譲った。
試合後、町田の黒田剛監督は残り9節となったリーグ戦に向けて“初心に立ち返る重要性”を強調した。
「しっかりと町田のサッカーに立ち返り、ゴールがついてくるような試合展開にできるように、チームのコンセプトが不履行になることなく、しっかりと最後までやり切るメンタリティの保持が望ましいです。かなり過酷なシーズン終盤に入りますが、もう一度自分たちのサッカーができるようにチームを作っていきたいと思います」
そのうえで、改めてファン・サポーターの心を揺さぶる所信表明をした。
「皆さんが期待されているよりも過酷な勝負に挑んでいます。J1初挑戦の中、手探り状態でやっている部分もありますが、5位以内と掲げた目標をクリアするための取り組みをまさしくやっています。5月中旬から8月まで首位を維持しながらやってきたことは称賛に値するし、褒めてあげたい。ファン・サポーターはまだ夢を見ていますし、希望を持ってスタジアムまで足を運び、声援を送ってくれる。それを無駄にしたくない。ひとつでも上の順位を狙ってやる責任があります」
そして「私もプロになって1年半」と指揮官は言葉を継ぐ。
「生活の中で分からなこともまだまだありますが、自分の信じた道、自分の信じたマネジメントをしっかりと選手たちに向き合わせて残り9節、真摯に取り組んでいきたいと思います。自力優勝の芽はありますし、(広島との)直接対決もあります。やっとスタートラインに立ったくらいの気持ちで我々も一丸となって、皆さんが期待している目標に向かってしっかりと地に足をつけて頑張っていきたいと思います」
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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