現地時間9月1日に開催されたベルギーリーグ第6節で、シント=トロイデン(STVV)はコルトレイクと敵地で対戦。開始10分で伊藤涼太郎のFKから、アドリアーノ・ベルタッチーニが押し込んで先制するも、50分にCKから追いつかれ、1-1で引き分けた。
STVVはまたしても今季初勝利ならず。開幕3連敗後、3戦連続ドローとなった。
この一戦には、相手と合わせて日本人9選手が先発。STVVから小久保玲央ブライアン、小川諒也、谷口彰悟、山本理仁、藤田譲瑠チマ、伊藤、コルトレイクから藤井陽也、高嶺朋樹、金子拓郎が出場した。
そのなかで最年長の谷口が、試合後にSTVV公式のインタビューに対応。「セットプレーで先制できたのは良かった。ただ、後半にもう少し差をつけたかったというか。ボールの動かし方は悪くなかったけど、取られ方が悪くなって、その時間帯にセットプレーでやられてしまった。セットプレーでやられてはいけないので、そこはチームとして厳しく取り組んでいかないといけない」と語った。
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今夏に加入した谷口は、2節のシャルルロワ戦で途中出場し、新天地デビュー。以降は先発を続けるなか、「コンディションは上がってきている」という。
「守備範囲も広がってきているし、周りとの関係性も含めて向上していると試合ごとに感じている。ただ、それをなかなか勝利に結びつけられていないのが、少しストレスだけど、根気強くやっていくしかない。チーム、個人として向上していかないといけない部分がたくさんある。こういうアウェーゲームなど移動の仕方も含めて、慣れていかないといけない部分は多いなと。でも、しっかりアジャストできてきているかなと思う」
この後は日本代表として、北中米ワールドカップ・アジア最終予選の中国戦とバーレーン戦に臨む。
「最終予選はプレッシャーも相手のレベルも別次元の戦いになる。最初の2連戦がどれだけ大事かは前回の最終予選を考えれば分かることだし、その辺のみんなのテンションと温度感をしっかり合わせて、2連勝して帰ってこられるように。もちろん、試合に出れば勝利に貢献できるように頑張るし、チャンスをもらえなくても日本のためにできることを精一杯やっていきたい」
33歳にして初めて“欧州組”となった谷口は、森保ジャパンの基準をまた1つ上げる存在となれるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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