日本代表はご存知の通り、過去2大会のワールドカップ・アジア最終予選で初戦をホームで落としている。2016年9月1日にUAEに1-2、2021年9月2日にはオマーンに0-1といずれも1点差で敗れているのだ。
2024年9月2日に行なわれた日本代表の全体練習後、「2回痛い想いをしている」長友佑都は、その敗戦の一因が「油断にあった」と証言している。
「最終予選が難しいのは分かっているけど、どこかで油断が生じる。2次予選を簡単に勝ち抜いたとか、アジアは普通に戦えば行けるというところに隙があった」
もう一つの敗因は、欧州組の事情にある。
「ヨーロッパ組が多くて、なかには移籍で悩んでいたり、試合に出られなくてコンディションが上がってない選手がいたり、だから難しいですよね、初戦は」
ある意味貴重な経験をしている長友は言う。
「僕自身、2回痛い想いをしているので気を引き締めるというか。後輩たちには伝えないといけませんね」
9月5日の中国との初戦、短い準備期間を経て日本は白星を掴むことができるだろうか。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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