古橋亨梧のマンC移籍報道に英国人記者が見解! 今夏のマーケットでは実現せず「もし冬に獲得するとなれば…」【現地発】

 現在プレミアリーグで4連覇中のマンチェスター・シティだが、いつもシーズンの序盤はスローペースだ。リーグ戦が進むにつれて徐々に調子を上げていき、トロフィーが懸かった終盤戦にピークを迎える。

 しかし今季は開幕から絶好調だ。8月31日に開催されたプレミアリーグ第3節のウェストハム戦では、開始10分にエースのアーリング・ハーランドのゴールで先制する。その後オウンゴールで同点に追いつかれ、活気づく相手にチャンスを作られたが、終わってみればハーランドのハットトリックの活躍で3-1の快勝。開幕3連勝で首位に立っている。

 そんなシティは今夏の移籍市場では少しおとなしかった。もちろん、彼らはプレミア王者の立場なのだから、大きく何かを変える必要はない。しかし、この難しいリーグでは立ち止まることはできない。

 そしてフリアン・アルバレスがアトレティコ・マドリーに移籍したことは大きな損失と見なされており、彼の後釜が誰になるのかが大きく注目されていた。
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 その中でセルティックから古橋亨梧を連れてくる可能性があった。キョウゴは夏の移籍市場の終盤に獲得が噂された選手の一人だ。セルティックでプレーする彼は、グラスゴーで傑出したパフォーマンスを見せており、プレシーズンにはシティ相手にゴールも決めている。

 この夏には実現しなかったが、もし冬に獲得するとなれば、キョウゴにとっては大きなステップアップとなる。果たして、彼はレギュラーになれるのだろうか、それともベンチ要因なのだろうか。起用法はどうなるのかが非常に興味深い。

 この日本人はジョゼップ・グアルディオラ監督のフットボールにもフィットするだろうし、ゴールを決めるだけでなく、彼の動きによってチームメイトにチャンスを与えることができる。

 ペップは、攻撃のオプションがたくさんあるため、アルバレスに代わる補強は必要不可欠ではないと言っていた。シティの現状を見ると攻撃の問題点は見つからないが、1月に再びキョウゴの獲得に動くのか気になるところだ。

文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。

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