お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(33歳)が、9月5日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。「地方の若者流出を食い止めるには?」との問いに、北海道出身者として「窮屈さを解消すれば、地元に残るのでは?」と語った。

番組には今回、現職市長の中で最年少の秋田・大館市の石田健佑市長(27歳)がゲスト出演。

番組MCを務めるEXITのりんたろー。は「若い市民が『自分の声が届くかも』と思えるような、政治を身近に感じられる存在は大切だと思う。他の地方のロールモデルとなるような政治に期待したい」とコメントすると、相方の兼近大樹は「若い市長だから、最初は至らない点があって当たり前。いっぱい失敗して、前に立って欲しいと思う」とエールを送った。

石田市長は「子や孫世代と共に栄えるまちを創る」を政策に掲げ、市長選挙に出馬。秋田県の高齢化率は全国で最も高く、その中でも大館市は県全体の数字を上回る40.5%となり、2050年までに消滅する可能性がある自治体だと指摘されている。

地方の少子高齢化について、北海道出身の兼近は「地元に美容室がいっぱいあるのに、美容師になった人の半分以上は東京に出てしまっている」と例を挙げた上で、「仕事があるのに地元を離れてしまう理由は、街の空気感に納得がいっていないからだと思う。楽しい場所がなく、自由に過ごせないような窮屈さが、若者を東京に向かわせているのだと考える。遊び場や若者が集まってのびのびと過ごせる場所があれば、必然的に地元に残るのでは?」と持論を展開した。

山梨県出身のギャルタレント・あおちゃんぺも「私の周りの子は、東京への憧れや、地元のしがらみとの解放を求めて上京している子が多い。これは、果たして市町村規模でどうにかできるものなのだろうか?」と疑問を浮かべた。