屈辱の大敗に母国から嘆きが止まない。
９月５日、サッカー日本代表は埼玉スタジアム2002で北中米ワールドカップ（W杯）アジア最終予選の初戦を迎え、中国代表と激突。日本が大量７ゴールを奪い、大勝を収めた。その一方で、完敗を喫した中国メディアからは一夜明けても悲嘆の声が溢れている。
まさに日本のゴールラッシュだった。前半13分、コーナーキックから遠藤航が相手マークを外し、フリーな状態でヘディング。日本が先制点をゲットした。その後は中国の堅守に追加点を奪えなかったが、前半アディショナルタイムに右サイドの堂安律からのクロスを三笘薫が頭で流し込み、日本が２対０で折り返した。
後半も森保ジャパンが主導権を握り、南野拓実の連続ゴールで４点差にすると、77分には代表復帰を果たした伊東純也、途中出場のFW前田大然、最後は久保建英がペナルティエリア内で豪快な左足ゴールを決めて中国にトドメを刺した。
試合後、アジアサッカー連盟（AFC）公式サイトは各グループの第１戦の結果をまとめてレポートしている。記事内では「日本は埼玉スタジアムで中国に７-０の圧勝を収め、ハジメ・モリヤス（森保一）監督率いるチームはグループCで好調なスタートを切った」と記し、日本の快勝劇を伝えた。
試合の寸評では、勝負を決定付けた後半の立て続けのゴールについて言及。「日本がリードを広げるのにかかった時間はわずか７分。ミトマの完璧なパスを受けたモナコのミッドフィルダーであるタクミ・ミナミノ（南野拓実）が中国守備陣の背後に抜けると、彼はディフェンスを巧みにかわして今夜初のゴールを決めた。さらに58分に、ディフェンス陣をドリブルでかわして右足の低いシュートを決め、中国のありそうもない反撃の望みを打ち砕いた」と綴り、前線の一角で先発した南野の技ありゴールに着目した。
また、中国の英語新聞『Global Times』は中国代表が７失点で日本戦に敗れたのは「史上最大の敗戦」だと報道。電光掲示板に映るスコアを背にうなだれる中国イレブンの写真を添えて、あまりの実力差に落胆の色を隠せなかった。
ゴールラッシュで最終予選初戦を白星スタートした森保ジャパンは、10日に敵地でバーレーンと対戦。連勝を狙う。
構成●THE DIGEST編集部
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