シーズン終盤に入っても勢いが止まらないロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、今季138試合で打率.291、45本塁打、100打点、160安打、46盗塁、OPS.993をマークしており、現地9月6日のクリーブランド・ガーディアンズ戦で史上初の「45-45」を達成。年間51発&53盗塁ペースとし、ナ・リーグMVPへの期待も大きくなっている。
【動画】バックスクリーン横に飛び込んだ大谷翔平の45号ソロアーチをチェック! その一方で最近、新たな対抗馬として急浮上してきたのは、ニューヨーク・メッツのフランシスコ・リンドーア。今季ここまでの打撃成績は、打率.273、30本塁打、84打点、158安打、26盗塁、OPS.840と大谷に及ばないが、遊撃手として貢献度が高く、fWARでナ・リーグトップに立つなど、こちらをMVPに推す声も少なくない。
激しさを増すこのMVP論争について今回、MLB公式サイトに私見を述べたのは、新作映画「ツイスターズ」に出演している俳優のアンソニー・ラモスさんだ。現地9月6日、同サイトのマット・モナガン記者が、「ナ・リーグMVPにオオタニでなくリンドーアを選ぶ“ツイスターズ”のスター」と見出しを打ち、インタビュー記事を掲載した。
大のメッツファンとしても知られ、MVPにリンドーアを推すラモスさん。「たぶん彼が受賞する。2シーズン連続で25-25という記録を打ち立てた」と前置きしながらも、ライバル大谷の存在について問われると、史上最速の40-40達成という快挙に触れつつ、「この偉業を126試合で成し遂げた。彼は止まらない」と絶賛している。
さらに、「もし50-50を達成したら、彼(大谷)以外にチャンスが与えられるかわからない」と続けたラモスさんは、「でもリンドーアを選ぶ、なぜなら僕の推しだから」とコメント。ただその後、「もし今日チームをスタートさせるなら、ファーストピックは誰?」と質問されれば、「オオタニを選ぶ」と回答し、次のように理由を説明していた。
「ベーブ・ルースのような天才がまた現れるとは思ってもいなかった。オオタニは714本塁打、防御率3.30とかで引退しそうな選手だと思う。こんなふうに語れる人物は、ベーブ・ルースだけだ。No.1ピックなら、何でもこなす男がいい。投げながら30本塁打を打つなんて、彼は異常だ」
多くの熱戦が繰り広げられてきた今季だが、はたして2か月半後には、誰がMVPに輝いているだろうか。レギュラーシーズン残り3週間の戦いからも目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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