RBの角田裕毅は、F1アゼルバイジャンGPの予選を12番手で終えた。角田はQ3に進出できなかったことは苛立たしいとしつつも、新しいフロアは機能していることが確認できたという。
角田はQ1を11番手で突破。しかしQ2では12番手。この結果を、角田は悔しがった。
「Q2脱落という結果は悔しいです」
角田はそう語った。
「パフォーマンスの面では期待していたようなモノではありませんでした。ペースが足りず、ドライブするのはかなり難しかったですが、全力を尽くしました。タイヤのデグラデーション(性能劣化)は例年より厄介みたいなので、明日はタイヤを労わることが鍵になりそうです」
しかし好材料もある。前戦イタリアGPで角田のマシンだけに投入され、うまく機能しなかった新型フロアが、今回は機能していることが確認できたのだという。
「モンツァと比べて、新しいフロアは間違いなく機能しています。全く違う感じがするんです。チームはデータの分析をうまく行なっています。次の数戦は今回のコースに似ているので、楽しみですね」
「パフォーマンスを掘り下げていくつもりですが、まずは落ち着いて、明日できることをやります」
テクニカルディレクターのジョディ・エジントンも、フロアの効果を確認できたとしながらも、次のアップデートが大切だと語った。
「モンツァで投入したフロアをさらに走らせた結果、期待通りのパフォーマンスを確認することができ、自信を持つことができた。しかし、次に予定されている空力アップデートは、引き続き重要だ。中団グループの争いは非常に熾烈で、小さな改善でも大きな成果を得ることができるからだ」
「明日も熾烈な戦いが予想され、セーフティカーが出場することも珍しくない。間違いを起こさないよう、正しい判断を下す準備ができている」