桜田ひよりが主演するドラマ「あの子の子ども」(カンテレ・フジテレビ系)の最終話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 福(桜田)の妊娠がクラス中に知れ渡り、朝、学校の福の机の上には「避妊してね」と落書きされた避妊具が。衝動的に教室を飛び出した福は、鉢合わせた矢沢(茅島みずき)にも目をそらされ、メッセージをブロックされたことといい、大好きな親友に軽蔑されたのだと悲しさがこみ上げる。

 それを聞いた足立(菊池亜希子)は福に寄り添うように、ある話をする。一方、騒ぎの発端となったSNSの投稿が同じクラスの生徒によるものだと知った沖田(橋本淳)もまた、担任としてショックを隠し切れない。

 そんななか、前回の話し合い以来、沈黙を貫いていた慶(野間口徹)が再び両家を集め、今後の福と宝(細田佳央太)について、あることを提案する。

 高校2年生のある日、妊娠が発覚したことで日常が大きく変わった福と宝。“なかったこと”にはできない現実を前に、必死に考え、悩み、動き、闘った2人に、家族や友人、学校が答えを出す。

 最終話では、福と宝は通信制の高校に転学し、両親のサポートを得ながら福は子どもを産み、宝は仕事もしながら父親として子どもを育てる未来を選んだ。

 放送終了後、SNS上には、「希望がある最終回。橋本淳さんが演じる先生を含め、大人たちの言葉が刺さって爆泣き」「最終回、ボロボロ泣いた。親も先生も産科医も素晴らしい。お手本のような人たちばかりで現実はもっとシビアだろうけれど、とても響いた」「周りの大人が皆すてきな人で、福はきっと幸せになれる。宝と福とベビーの明るい未来が想像できる」「お父さんのターンから泣きっぱなし。お父さんの『やっほっほ~』…分かるなあ」などの感想が投稿された。

 また、「あの子の子ども」というタイトルを回収したシーンについて、「タイトル回収がめちゃくちゃ良かった」「鮮やかなタイトル回収。そういうことか」といった声も寄せられた。

 このほか、「矢沢が歌ったところから大号泣」「矢沢の過去が衝撃過ぎた。飯田(河野純喜)がそれでも大好きで良かった」「矢沢と飯田のやり取りが良くて泣いた。矢沢にそっと寄り添い、一緒に泣く飯田にグッときた」といった反響も集まった。