ガクテンソク・奥田「えらい達者に…!」
4組目は白シャツに黒のスーツで衣装を揃えた「しらかば」。会社の上司とのエレベータートーク(エレベーターに乗っている短い時間で、自分の言いたいことをわかりやすく伝える会話術)をテーマに、エレベーターでの一幕をさまざまなパターンで見せる漫才を披露すると、「テーマがいいですね〜」(奥田)、「前回のアドバイスを踏まえて修正してウケてたし、前より動きも激しくなって、格段によくなってた」(石田)と感心しきりです。
出典: FANY マガジン
続いては「重大インシデント」。メガネショップの客と店員の軽妙なやりとりに、会場から常にクスクス笑いが起こります。奥田が「ボケに偏差値が見えてていいですね」と評すと、石田も「ネタ見せのときは全ボケ間違えて、ぜんぶ言い直してたけど、今回はよかったね」とニッコリ。
そして、トリを務めたのは「なべしん」。後ろ向きで登場して、漫才の締めの言葉としてよく使われる「もういいよ」から始まり、そこからすべてを逆に構成したテクニカルな漫才を披露するなべしんに、奥田が「ツッコミが心地いい。言ってほしいことを言ってくれるな、って。『えらい達者に……!』って思って見てました」と感心したように話すと、石田も「そうそう。ボケだけでも面白いこと言えてるのに、さらにツッコミまで面白かった」と同意します。前回と比べて、いちばん原型がなかったなべしんの漫才、聞けば前回と今回でネタの作成者を変えたんだそう。
出典: FANY マガジン
(広告の後にも続きます)
同点で2組が優勝!
すべてのネタ披露が終わったところで、いよいよ各賞の発表です。奥田賞は「なべしん」、石田賞は「パイナップル丸呑み坊や」、そして客票優勝者はなんと、「なべしん」と「パイナップル丸呑み坊や」がどちらも337点と同点で、2組とも優勝となるドラマチックな結果に!
出典: FANY マガジン
ライブ終了後、初の試みとなったライブ編について石田は「なによりも、自分たちがつくった“正解がないもの”に点数をつけられるというのは、いい経験になったんじゃないかなと思います。僕も勉強になったし、すごく相乗効果のあるイベントやな」と振り返ります。
奥田も「今回、舞台でお客さんとコミュニケーションを取るというだいぶ“奥のほう”のコミュニケーションをやったと思うので、今後、“手前”のコミュニケーションが楽になると思う」と、今後の人生に活かされる経験になったのではと話します。
シシガシラの2人も「1週間でめちゃめちゃ変わってたので、ここまで成長できたんだとびっくり」(浜中)、「この1週間、お客さんの気持ちを想像したんだなと感じる成長を遂げていたと思います」(脇田)と、東大生の漫才の急成長ぶりに驚きを見せていました。
出典: FANY マガジン