現地9月20日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場。メジャー史上初の「50本塁打-50盗塁」を達成してから一夜明け、第3打席には一時逆転となる52号2ランをぶち込む2戦連発の大暴れ。しかも1盗塁を決めて記録を「52-52」に伸ばすなど、勢いはなお加速している。
初回の第1打席前には、嬉しいサプライズが待っていた。ドジャース・ナインがベンチ前に出て大谷に拍手を送ると、地元ファンもスタンディングオベーションで前夜の快挙を祝福。大谷もヘルメットを取って歓声に応えた。いいところを見せたかったが、この打席は低めのナックルカーブに手を出し、空振り三振に倒れた。
第2打席で中前打を放ち、連続試合安打を4に伸ばした大谷は1点ビハインドの5回裏、2死二塁の場面でフルカウントから高めの直球を強振。見送ればボール球だったが、ぐんぐんセンターに伸びた打球は中堅左への423フィート(約128.9メートル)地点で着弾する。大谷らしい豪快な逆転ホームランに球場は大興奮で歓喜の声が上がった。
大谷はさらに7回1死二塁、カウント2-2から変化球にバットが泳がされながらも、一塁線へ鋭く弾き返すと、俊足を飛ばして内野安打で出塁した。すると、次打者ムーキー・ベッツの初球に好スタート。なんなく二盗を決め、今季52盗塁で「52-52」とした。
この試合、大谷は4打数3安打2打点1盗塁の大活躍。前日の試合から合わせて10打数9安打4本塁打12打点3盗塁と手が付けられない。チームも6対4で3連勝を飾り、地区優勝マジックを「5」に減らした。
卓越したスピードと怪物級のパワーでメジャーを席巻する大谷。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、「ショウヘイ・オオタニが2試合で9安打12打点を記録。これは、1920年に打点がメジャーリーグで公式化されて以来、初めてのことだ」と紹介。大谷の打棒に驚きのリアクションを示している。
驚異的なペースで本塁打と盗塁を量産している大谷。残り8試合で、どこまで記録を伸ばすのか要注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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