女子テニス世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、ディフェンディングチャンピオンとして出場を予定していたWTA1000大会「中国オープン」(9月25日~10月6日/中国・北京/ハードコート)を「個人的な事情」により欠場すると発表した。
シフィオンテクは昨年の同大会で初出場ながら、四大大会に次ぐWTA1000シリーズでの通算6度目のタイトルを獲得。決勝ではリュドミラ・サムソノワ(ロシア/現15位)に6-2、6-2で完勝していた。
大会連覇が懸かっていた中、シフィオンテクは20日(金)にWTA(女子テニス協会)の公式サイトを通じて中国オープンの出場辞退を報告。次のようなコメントを残している。
「個人的な事情により、北京で開催される中国オープンを欠場せざるを得なくなりました。昨年はこの大会で優勝して素晴らしい時間を過ごしたこともあり、再び出場できることを心待ちにしていたので、大変残念に思っています。私はファンの皆さんがそこで(選手たちの)素晴らしいテニスを体験できることを知っています。(だからこそ)今回参加できなくなったことは残念です」
今季はここまで5つのタイトル(うちWTA1000で4つ)を獲得している23歳のシフィオンテク。先日行なわれた今季最後の四大大会「全米オープン」で準々決勝敗退を喫して以降はツアーでプレーしておらず、第1シードで参戦予定だった「ハナ銀行・韓国オープン」(9月16日~22日/韓国・ソウル/ハード/WTA500)もスケジュール変更を理由に欠場していた。
なおシフィオンテクの辞退により、今回の中国オープンは今季だけで四大大会2勝(全豪・全米)を挙げている世界2位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が第1シード、全米準優勝のジェシカ・ペグラ(アメリカ/3位)が第2シードで出場することが確定している。前回覇者のシフィオンテクのプレーが見られないのは非常に残念だが、その他のトップ選手が大会を大いに盛り上げてくれることを期待したい。
文●中村光佑
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