「本当によく投げた」ド軍先発ビューラー6敗目も、ロバーツ監督は及第点。一方で9回に痛恨被弾の救援右腕には”苦言”「ゼロに抑えないと」

 現地9月21日、大谷翔平と山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースは、本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に3対6で敗れ、連勝が3でストップした。依然としてナ・リーグ西地区首位を走っているスター軍団だが、2位サンディエゴ・パドレスとのゲーム差が3に縮まり、これで地区優勝マジックも消滅した。
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 試合後には、地元放送局『SportsNet LA』の公式SNSがデーブ・ロバーツ監督の会見動画を公開した。そのなかで指揮官は、6回途中4失点で6敗目(1勝)を喫した先発ウォーカー・ビューラーについて、「今夜の彼は本当にいい投球をしたと思う」と話し始め、「相手に当たりの弱い打球を打たせ、三振も多かった」と好評価を下している。

 1点ビハインドの2回2死一、二塁でエゼケル・トーバーに打たれた2点タイムリーツーベース以外は、「いい出来だった」と称賛の言葉を送る。5回には3番ライアン・マクマーンに低めのナックルカーブをすくわれて、勝ち越し点となるソロ本塁打を献上したが、「低めのカーブを捉えた相手が素晴らしかった」と分析。相手の技術が一枚上だと認めた。指揮官は「総じて言えば、6回途中まで必要な役割を果たしてくれたと思っている」と投球内容を振り返っている。
  一方、3対4の9回に痛恨2ランを被弾し、再び3点差に広げてしまった4番手ダニエル・ハドソンに関しては、「チャーリー(・ブラックモン)をカウント0-2と追い込みながら、真ん中への失投を相手に捉えられた」と指摘。続けて、「先日の夜も同じだ。クリーンな登板まであと1球。ゼロに抑えてもらわなければならない」と37歳のベテラン右腕に苦言を呈した。

 レギュラーシーズンも残り7試合。現地24日からは、同地区2位パドレスとの3連戦を控えており、結果次第では地区優勝を逃す可能性も出てきたドジャース。はたして、どのような戦いが見られるだろうか。「52本塁打-53盗塁」と勢いが止まらない大谷のパフォーマンスを含め、激しさを増す優勝争いから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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