「ドジャースに挑む完璧な男」今オフFAの超大物、ヤ軍フアン・ソトの去就に米メディアが注目!移籍先候補“4球団”を大胆予想

 今シーズン終了後のMLBフリーエージェント(FA)市場において、「目玉」として位置付けられているニューヨーク・ヤンキースのフアン・ソト。昨年オフにロサンゼルス・ドジャースへの移籍を果たした大谷翔平にも引けを取らないスーパースターが今オフ、ストーブリーグの主役として早くも巨額契約が予想されている。

 すでにFAに関してさまざまな可能性が囁かれているソトに対し、米メディア『FANSIDED』は来るオフシーズン、25歳の強打者獲得に動くと有力視される4球団の名前を独自に挙げている。
  最初に紹介されているのは、ナ・リーグ東地区の強豪フィラデルフィア・フィリーズだ。フィリーズが過去2シーズン、ポストシーズンでリーグチャンピオンシップ、ワールドシリーズ進出を果たすなど輝かしい実績を残したことで、さらなる強化を図るものと予想。同球団はソトのかつてのチームメイトであるブライス・ハーパーやトレー・ターナーなどの大物を擁しており、「FA市場で大金を投じることをためらってはいない」などと論じ、加われば強力な打線が出来上がると期待を寄せている。

 次に挙げたのは、ニューヨーク・メッツだ。球界屈指の金満球団が満を持して「ソト争奪戦」に名乗りを上げると見込んでおり、「野球界で最も裕福なオーナーであるスティーブ・コーエンは、間違いなくソト獲得に全力を尽くす」とメッツの本気度を記している。また、昨年オフの移籍市場についてメッツの動向に言及。「多くの人は大金持ちのオーナーが(FAだった)オオタニにまったく興味を示さないことに驚いていた」と振り返り、「もしかしたら、ソトがFAになるのを待っていた可能性がある」と指摘。大谷を見送ったのは、「今オフの獲得のための布石だったのでは?」と見立てた。 ソトの古巣であるワシントン・ナショナルズも候補のひとつのようだ。同メディアによると、米識者の多くがソト獲得の「ダークホース」と評している。というのも、近年は4年連続最下位からの脱却、そしてワールドチャンピオンに輝いた2019年シーズンの再現を目ざすべく、「チームを再び勝利に導くためには、ソトの力が必要だ」と主張。加えて、「マイク・リゾGMが最高のオファーを提示できれば、ファンに懐かしさを与えることができるかもしれない」と再入団の可能性もあると説いている。

 そして、最後はサンフランシスコ・ジャイアンツだ。過去にはアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)や大谷など、毎年のようにスター選手獲得に動くも逃してきた歴史がある。その経緯を辿りながら、「今オフはサンフランシスコにとって重要なオフとなるだろう」と汚名返上を強調する。

 チームは今季加入したブレイク・スネルの去就にも触れ、「選手オプションを行使する可能性が高いため、チームは大幅な再編成が必要となる。もしスネルを呼び戻すことができれば、さらなる補強を行なうには理にかなっている」と分析する。そのうえで同メディアは「ソトは今後、数年間に渡って強豪ドジャースに挑むのに完璧な男となるだろう」と評し、12年連続ポストシーズン進出を許した同地区のライバル、ドジャースに対抗できるスラッガーだと高く評価している。
  もちろん、現所属のヤンキースも「ソトの引き留めに全力を尽くす」との見通しを立てており、残留する可能性も否定できない。

 今オフFA市場の主役となるであろうソトを巡り、各球団はどのような動きを見せるのか。昨オフに10年総額1015億円(当時)という巨額契約でドジャースと契約を交わし、世界中を驚かせた大谷に続き、今オフもメガ契約が生まれるのか。興味は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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