ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、現地9月22日のロッキーズ戦に1番・DHでスタメン出場。5打数4安打1本塁打2盗塁の大活躍で、53-55に。打率3割にも復帰し、イチローの日本人最多盗塁記録まであと1に迫った。
右肩の故障から3度目の復帰登板となる山本由伸が、いきなり3点を失った後の1回裏。僚友を援護したい大谷ではあるが、カウント3-1から自信をもって見送った球をストライクと判定されてフルカウントに。だが、その直後に外角高めのボールを見事レフト前に運んで6試合連続安打を確定させる。さらに続くムーキー・ベッツの安打で二進、フレディ・フリーマンのゴロの間に三進するも、ホームに還ることはできなかった。
さらに、エンリケ・ヘルナンデスを一塁に置いて3回には第2打席が回ってくる。山本がさらに1点を追加され、0対4と点差が開いただけに一本が欲しい状況で、大谷は二塁強襲の見事な打球を放つ。
直後に大谷は今季54個目の盗塁も決めて、これで1死二、三塁とチャンスが広がる。さらにベッツが四球で出塁して満塁となるも、フリーマンが凡退してまたも得点ならなかった。
第3打席は5回2死で回ってくる。大谷はカウント1ー0からインコースの4シームを捉えるも、ここはファーストゴロ。7回は直前にヘルナンデスが2ランで2点差に迫り、2者連続本塁打が期待される中安打で出塁。これで打率が3割に復帰しただけでなく、直後に二盗を決めて、シーズン55盗塁目。イチローの日本人最多記録まであと1に迫った。
さらに大谷はフリーマンのタイムリーで還り、ドジャースは1点差に迫る。8回には2死一、二塁のチャンスでヘルナンデスに打席が回り、ここでつなげば大谷で逆転……のチャンスだったが凡退してしまった。
大谷は1点ビハインドの9回裏先頭で5打席目を迎えると、4球目のスプリッターを捉えてバックスクリーン右へ同点弾をぶち込んだ。さらに次打者ベッツが2者連続となるサヨナラ弾を放ち6対5で勝利。やや乱調だった山本の黒星も消えた。
構成●SLUGGER編集部
【動画】大谷翔平、53-55!一発&2盗塁で日本人最多盗塁記録にリーチ
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