神がかりな打撃スタッツに驚きの声が上がっている。
現地9月22日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に1番・指名打者で先発出場。9回に53号同点ソロホームランを放つなど、5打数4安打1打点をマーク。さらに3回と7回にそれぞれ二盗を決め、「53本塁打-55盗塁」に記録を更新した。
大谷は初回に左安打で連続試合安打を6に伸ばした。3回は1死一塁から右前打で出塁すると、続くムーキー・ベッツの打席で4球目に二盗に成功する。さらに7回1死でも右前打で猛打賞をマークすると、再びベッツの打席でスチールを敢行。55個目の盗塁を決めた。
そして1点ビハインドの9回、先頭で登場した大谷は4球目のスプリットを振り抜き、2試合ぶりの本塁打を右翼スタンドに運んだ。これでドジャー・スタジアムでのホームランを28本とし、2019年のコーディ・ベリンジャー(現シカゴ・カブス)を抜き球団新記録となった。この一発が完全に流れを変え、2番ベッツが19号サヨナラ弾を左翼席に叩き込み、ドジャースが6対5で劇的勝利を飾った。
この試合、大谷は4安打の固め打ち。MLB公式サイト『MLB.com』によると、大谷の過去7試合の打撃成績は打率.500(32打数16安打)6本塁打、17打点、7盗塁、11得点、OPS.1.668で、まるでテレビゲームのような異次元すぎる数字を報告。驚愕スタッツにため息を漏らしている。
また、同じくMLB公式のサラ・ラングス氏によると、大谷が本塁打と盗塁複数回を記録した試合が今季5試合目であり、これは1986年のリッキー・ヘンダーソンと並び、「1900年以降で最多記録となった」と伝えている。
通算1406盗塁を誇るレジェンドと肩を並べた大谷。打って、走ってを体現する偉才の勢いは止まる気配がない。
構成●THE DIGEST編集部
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