日本国内で開催される男子テニスツアーの最高峰「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス2024」(9月25日~10月1日/東京・有明/ハードコート/ATP500)では23日、対戦相手を決める公開ドローを実施。ワイルドカード(主催者推薦)で出場する錦織圭(世界ランク200位)の対戦相手が元世界3位のマリン・チリッチ(クロアチア/現373位)に決まった。
チリッチといえば錦織が2014年の全米オープン決勝戦で敗れた因縁の相手。ただ対戦成績では9勝6敗と錦織が勝数で先行する。直近の対決は2018年の全米オープン準々決勝で、その際は錦織が勝利している。
チリッチは現在まで通算20個のタイトルを獲得するなど輝かしい功績を誇るが、近年は右ヒザのケガに悩まされており、昨年1月と今年5月の2度にわたって同箇所の手術。今季は2月以降戦線を一時離れ、8月のチャレンジャー(下部ツアー)で復帰。現在中国で開催されている「杭州オープン」(9月18日~24日/ATP250)では23日現在ベスト4に残っている。
果たして両者による16度目の戦いはどんな結果となるのか。
23日に有明で行なわれたイベントで今大会の目標を聞かれた錦織は「なるべく多くの試合がしたいです。久しぶりの日本なので、緊張もあると思うんですけど、楽しんでいいプレーを見せられるようにしたいです。最近もいいプレーができるようになっているので、皆さんにいいプレーを見せられるように頑張ります」と語っている。
なお、錦織以外のワイルドカードで出場する日本人選手は西岡良仁(同59位)と望月慎太郎(同146位)の2名。西岡はフェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ/同21位)と、望月はウーゴ・アンベール(フランス/同18位)との対戦が決まっている。
また、今大会の予選には4名の日本人選手がエントリーしており、23日に実施された予選1回戦では内山靖崇(同136位)、綿貫陽介(同337位)、坂本玲(同778位)が敗れたが、ダニエル太郎(同91位)はフルセットの末にアクレサンダー・コバチェビッチ(アメリカ/同73位)に勝利して2回戦に駒を進めている。
構成●スマッシュ編集部
【画像】錦織圭がデビスカップでコロンビアを下した試合
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