失神者続出の残虐ホラー『テリファー』第4作が早くも製作決定か!?第3作のプレミアで監督が断言

ハロウィンの夜に現れる連続殺人鬼“アート・ザ・クラウン”が巻き起こす惨劇を描くホラーシリーズ「テリファー」。その第3作となる『テリファー 聖夜の悪夢』(11月29日公開)が10月に北米公開されるのを前に、早くも第4作の製作が決定しているようだ。「Variety」など複数メディアが報じている。

ダミアン・レーオネが脚本と監督を務め、製作費わずか10万ドルの超低予算ホラー映画としてひっそりと公開された『テリファー』(16)から始まった同シリーズ。日本でも劇場未公開のままDVDリリースされるなど話題にのぼることもなかった同作が、一気に注目を集めたのは昨年のハロウィンシーズンのこと。

続編『テリファー 終わらない惨劇』(21)が北米公開されるや、あまりにも凄惨で残虐な描写のオンパレードによって各地の劇場で失神者や体調不良者が続出しているとの報告がSNSで相次ぎ、配給元も注意喚起を出す異常事態に。その結果、怖いもの見たさの観客が多数劇場に押しかけ、わずか25万ドルの製作費に北米興収1000万ドルを超えるスマッシュヒットを記録した。

報道によれば、9月19日にテキサス州オースティンで行われたジャンル映画の祭典ファンタスティック・フェストにおいて、『テリファー 聖夜の悪夢』のプレミア上映が開催。その際にレオーネ監督が質疑応答に登壇し、「『Terrifier4』の予定があります」と断言。ストーリーやキャスト陣の続投、製作時期などの詳細についてはまだ明らかになっていないが、低予算シリーズである以上、実現の可能性はかなり高いだろう。

『テリファー 聖夜の悪夢』ではクリスマスの夜を舞台に、またしても現れたアート・ザ・クラウンがマイルズ郡の住民たちを恐怖と絶望のどん底へと陥れる様子が、前作からさらにスケールアップした残酷描写の数々によって描かれていく。しかもラストには続編に向けた仕掛けが用意されているとのこと。まずは“聖夜の惨劇”を劇場で目撃し、次なる恐怖に備えておこう。

文/久保田 和馬