「今年は自分たちで自分たちを追い込んでいきます!」
終演後の2人に、ライブの感想とこれからの意気込みを聞きました。
――無事、『THE SECOND』のネタが決まりました。感想を教えてください。
福田 今日、決まったネタをがんがんブラッシュアップしていきたいですね。僕らの課題であるブラッシュアップ。なんでしょうね。自分たちの色を残しつつ、よくしていくという。あとは人からのアドバイスをもらって。
伊藤 ふふふふふ。なんですか、その喋り方(笑)。
福田 「もらえるもんは何でももらう」という姿勢でやってるんで。
伊藤 まあね。来年に向けて、いろんな人に助けてもらうというのがね。
福田 このライブ、タイトルにちなんで全部で8回やれたらいいかなと思ってはいるんですけど、なかなかスケジュールもあるので、そこはまだわからない。ただ、1月の終わりぐらいまでこのライブをやって、その勢いのまま2月の予選に入って行けたらなと。
――そもそも、このライブのきっかけは?
福田 今年の『THE SECOND』で、ベスト32で負けたときに「やっぱ大会勝ちたいな」と思ったんです。そのためには、準備が圧倒的に足りていなかったなと痛感した。だったら、1年がかりで計画的にやっていったらいいんじゃないかと。芸歴も23年ぐらいで、もう(年齢は)45ぐらいになるし、1年間そっちに費やしてもいいのかなと。
伊藤 いままでは1年間通してとか、あんまりそういうのやってこなかったんですけど。ちょうど『THE SECOND』が終わったころに制作の方に「ここが使える」となったので、それに向けたライブをやってみようという感じでしたね。
出典: FANY マガジン
――今後の意気込みを教えてください!
福田 自分たちで実現に向けて、こういうのをやっていくことがいちばんかなと。いままでは「こういうのやってダメだったら恥ずかしい」みたいな気持ちがあったんですけど、今年は、自分たちで自分たちを追い込んでいこうかなと思ってます。
伊藤 確かにね、いままで「これ目指してます」みたいなのは、口にしなかったし、やってもなかったんですけど、わかりやすい『THE SECOND』という大会があるので、それに向けて頑張っていきたいという気持ちですね。今日のお客さんには、投票してネタ選びも手伝ってもらってます。『THE SECOND』はお客さん票で決まる大会というのもあるので、お客さんの意見を大事にしていきたいなと。
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『THE SECOND』の雰囲気が変わってきた
――集計の結果はどうでしたか?
福田 思っていたのとは違う結果でしたね。
伊藤 さっき票数を見たら、上位のネタはそれぞれわりと僅差で。でも、不思議な感覚です。自分たちのネタで、順位を決めるとかやったことないので。ああそういうことなんだと、ありがたいですね。
福田 基本的には、今日決まったネタをこれからライブでかけていきます。出番の数も限られているので、その都度、ネタを詰めていければと思います。
――過去2回の『THE SECOND』をみて、どんなふうに捉えていますか?
伊藤 (ネタの)時間が6分というのはいいなと思いました。僕らずっと『M-1グランプリ』で4分にするのに苦労してて、4分だとちょっと短いと思っていたので。
福田 M-1などいままでやった予選のなかで、『THE SECOND』はかなりいい感じではあったから、そういう意味ではお客さんと合っているのかもしれませんね。1年目は、(『THE SECOND』を)やるって決まったのが1カ月前ぐらいだったから、なんだかよくわからず、手探りでやっていたんですよね。
伊藤 そうですね。(準備期間が少なくて)わりとお祭り感覚で出ていた人も多かったと思うんですけど、2年目になって急に雰囲気が変わったのはありましたね。
福田 実際、1年目で決勝に行ったコンビ8組中、2年目は1組しか残れなかったから、様変わりはしているのかなと。
伊藤 予選の雰囲気もめちゃくちゃ変わっていたし。そもそも1回目のときはお客さんもあんまり埋まってなかったとか。
福田 どんどんM-1組が入ってくるので(M-1を卒業した芸人が流れてくる)、そうするとちょっと大会の色も変わってきますよね。
出典: FANY マガジン
――優勝したら、これをしたいということはありますか?
福田 僕は優勝したら、パーティーを開こうと思ってます。優勝賞金をぜんぶ使って。誰が参加してもいいというパーティーで、ギャンブルもできるような形で。
伊藤 僕は、もともと10人家族で、さらにみんな結婚したり、子どもが生まれたりで30人ぐらいいるんですけど、家族みんなで旅行とか行きたいですね。
福田 ……足りなそうですけどね、おカネ。1人10万かかったら300万ですよ。
伊藤 海外は無理なんで、国内でいいです!